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発熱

発熱

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

解説

化学反応に伴う発熱は、反応物の持つエネルギーが生成物の持つエネルギーよりも大きい場合に、その差分が熱として放出されることで起こります。代表的な例として、アルミニウム亜鉛などの金属を塩酸に加える反応が挙げられます。この際、水素発生すると同時に試験管の温度が顕著に上昇します。金属の種類によって反応の激しさは異なり、アルミニウムや亜鉛は速やかに発熱しますが、鉄は反応が緩やかで、銅は塩酸と反応しないため発熱も見られません。

また、酸とアルカリが反応して互いの性質を打ち消し合う「中和反応」においても熱が発生します。水酸化ナトリウム水溶液に塩酸を加えていく実験では、完全に中和する点(中和点)に達するまで温度が上がり続けます。このほか、水素が酸素と結びついて水になる「燃焼」も、激しい光と熱を伴う発熱反応の一種です。

電気の分野では、電熱線などの抵抗体に電流を流した際に、電気エネルギーが熱エネルギーに変換されます。発生する熱量は、流れる電流の大きさや通電時間に比例し、温める対象(水など)の量に反比例するという関係があります。このように、発熱は化学変化だけでなく物理的な現象としても広く見られます。

コラム

金属と酸の反応は、金属が電子を放出して陽イオンになり、水素イオンが電子を受け取って水素分子になる酸化還元反応です。この過程で生じる反応熱の大きさは、金属のイオン化傾向や反応速度に依存します。また、電力(電圧×電流)は単位時間あたりのエネルギー消費量を示しており、これが大きいほど発熱量も大きくなります。身近な白熱電球が熱くなるのも、フィラメント電気抵抗によって電気エネルギーの一部が熱に変わっているためです。

小学生のみなさんへ

理科の実験などで、まわりの温度が上がることを「発熱はつねつ」といいます。これは、もともと持っていたエネルギーが熱に変わることで起こる現象げんしょうです。

たとえば、アルミニウムや亜鉛などの金属きんぞく塩酸えんさんに入れると、あわが出て金属きんぞくが溶けます。このとき、試験管をさわると熱くなっているのがわかります。また、電気を通すと熱くなる「電熱線でんねつせん」も、電気のエネルギーが熱に変わることで発熱はつねつしています。

ほかにも、酸性液体アルカリ性の液体を混ぜる「中和ちゅうわ」という反応はんのうが起こるときも、水溶液の温度が上がります。このように、いろいろな変化のときに熱が発生することを覚えておきましょう。

ルラスタコラム

冬に使う「使い捨てカイロ」も、この発熱の仕組みを利用しています。カイロの中に入っている鉄の粉が、空気中の酸素と結びついて「さびる」ときに熱を出す性質を使っているんですよ。

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