マグマオーシャン

一般小学生

まとめ

マグマオーシャン
原始地球の形成期において、微惑星の衝突エネルギーや原始大気による温室効果によって、地表の岩石が融解し、深さ数百キロメートルにわたって形成された液体の層

解説

約46億年前の地球誕生時、周囲の軌道を回っていた無数の微惑星が地球に衝突しました。衝突の際の運動エネルギー熱エネルギーへと変換され、地球の温度を上昇させました。さらに、衝突に伴って放出された水蒸気などのガスが濃厚な原始大気を形成し、強力な温室効果を発揮したことで、地表の温度は岩石の融点(約1500度以上)を超え、深さ数百キロメートルに及ぶマグマオーシャンが誕生しました。

この液体状の層の中では物質が動きやすく、密度の大きい鉄やニッケルが重力によって地球中心部へと沈み込んで「核」となり、比較的軽いケイ酸塩成分が「マントル」を形成するという、地球内部の層構造の分化(重力分異)が進行しました。

コラム

マグマオーシャンは地球だけでなく、月や火星などの他の岩石惑星の形成過程でも存在したと考えられています。特に月においては、マグマオーシャンが冷えて固まる過程で、軽い成分が表面に浮き上がって現在の「月の高地」を形成したという説が有力です。地球の場合、マグマオーシャンが冷えて固まった後に、大気中の水蒸気が雨となって降り注ぎ、海が誕生しました。

小学生のみなさんへ

いまから約46億年前、生まれたばかりの地球は、まわりの岩石がたくさんぶつかってきた熱で、表面がドロドロにとけて液体になっていました。まるでマグマの海のようなので、これを「マグマオーシャン」とよびます。この時期に、地球の中の重いものが下に沈み、軽いものが上に浮くことで、今の地球の中身の作りができたと考えられています。

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