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尿

尿

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

尿
血液からこし出された不要な水分、塩分、尿素などが混ざった液体
  • 血液中の老廃物を体外へ排出するための液体であり、腎臓での濾過と再吸収を経て生成される
  • 成分の約95%が水であり、固形成分の大部分はタンパク質の代謝産物である尿素である
  • 健康なヒトでは弱酸性から中性を示し、体内の水分量や塩分濃度に応じて量や濃度が調節される

解説

尿の生成は、腰の上の背中側に位置する左右一対の腎臓で行われます。腎臓はソラマメのような形をした約10cmほどの臓器で、内部には腎単位(ネフロン)と呼ばれる機能単位が無数に存在します。まず、毛細血管が球状に集まった糸球体で血液が濾過され、タンパク質や血球を除いた成分がボーマン嚢へと押し出されて「原尿」が作られます。

原尿は細尿管(腎尿細管)を通過する際、体に必要なグルコース(ブドウ糖)やアミノ酸、大部分の水分や無機塩類が周囲の毛細血管へと再吸収されます。この再吸収プロセスを経て、最終的に残った液体が「尿」となります。尿は集合管から腎盂、輸尿管を通って膀胱に蓄えられ、尿道から排出されます。

成分 血漿 原尿 尿
タンパク質 含む 含まない 含まない
グルコース 含む 含む 含まない
尿素 0.03% 0.03% 2.0%
コラム

尿の量や濃度は、脳下垂体後葉から分泌されるバゾプレシン(抗利尿ホルモン)や、副腎皮質から分泌される鉱質コルチコイドなどのホルモンによって精密にコントロールされています。例えば、体が水分不足の状態ではバゾプレシンの分泌量が増え、集合管での水分の再吸収が促進されるため、尿量は減り濃度は濃くなります。このように、尿の生成は体内の恒常性(ホメオスタシス)を維持するために極めて重要な役割を担っています。

小学生のみなさんへ

尿(にょう)は、いわゆる「おしっこ」のことです。体の中を流れる血液から、いらなくなった水分や、体にたまると毒になる「老廃物(ろうはいぶつ)」というゴミを、腎臓(じんぞう)という場所でこし取って作られます。体の中をきれいに保つために、とても大切な働きをしています。おしっこの色や量を見ることで、体が元気かどうかを知ることもできます。

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