学習目安 | 小: S | 中: S | 高: A

塩分濃度

一般小学生

まとめ

解説

溶液の濃度を調整する際、基本となる考え方は「溶質(溶けている物質)の質量は希釈前後で変わらない」という原則である。例えば、20%の食塩水100gを5%に薄める場合、含まれる食塩の質量は20gで一定である。希釈後の溶液全体の質量をxとすると、0.05x=20よりx=400gとなり、加えるべき水の量は300gと求められる。

同様に、35%の濃塩酸を希釈して10%の塩酸を作る場合も、溶質の割合に着目して計算を行う。また、自然界における海水の塩分濃度は一定ではない。水分の蒸発が激しい地域では濃度が高まり、河川水の流入や降水がある地域では淡水が混ざるため濃度が低下する。このように、地球上の塩分濃度は水の循環と密接に関係している。

コラム

塩分濃度が極端に高い環境として知られる「死海」では、塩分濃度が約33%に達する。これにより湖水の密度が非常に大きくなり、通常よりも強力な浮力が発生する。この現象は、理科の「ばね・浮力・圧力」の単元における密度の理解を深めるための重要な具体例として扱われることが多い。気温が高く雨が少ない環境で水分が蒸発し続けることが、このような特殊な環境を生む要因となっている。

小学生のみなさんへ

塩分濃度えんぶんのうど」とは、水の中にどれくらいの塩分がとけこんでいるかを表す割合わりあいのことです。海の水がしょっぱいのは、この塩分がふくまれているからですね。

ふつうの海の塩分濃度えんぶんのうどは約3.5%ですが、中東にある「死海しかい」という湖では、なんと約33%もあります。これはふつうの海の約10倍ものこさです。水の中に塩分がたくさんとけると、水の「密度みつど」という重さが大きくなります。

水の密度みつどが大きくなると、物を上に押し上げる「浮力ふりょく」という力がとても強くなります。そのため、死海しかいでは人間が何もしなくても、プカプカと水面に浮かんでしまうのです。

ルラスタコラム

海の水はどうしてしょっぱいのでしょうか?それは、長い年月をかけて雨水が岩石をけずり、そこに含まれていた塩分の成分が川を通って海に流れ出し、たまり続けてきたからだといわれています。

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