まとめ
- 火山の噴火によって放出された、直径2mm以下の微細な岩石の破片やガラス片のこと。
- 流水の影響を受けていないため、一般的な砂に比べて角ばった鋭利な形状をしているのが特徴。
- 広範囲に同時に降り積もる性質から、離れた地域の地層を対比させる「鍵層(テフラ)」として利用される。
解説
火山灰は、マグマが急激に冷却・粉砕されてできたガラス片や、岩石の破片、鉱物の結晶などで構成されています。その最大の特徴は、流水による浸食を受けていないため、粒子が非常に鋭利である点です。この性質により、吸い込むと呼吸器を傷つけたり、精密機械や航空機のエンジンに深刻なダメージを与えたりします。
地質学においては、特定の噴火による火山灰が広範囲に短期間で堆積する性質に注目します。これを「鍵層」と呼び、離れた場所にある地層が同じ年代に形成されたことを証明する重要な指標となります。また、日本上空を吹く偏西風の影響を受け、火山の東側に厚く堆積する傾向があります。堆積した火山灰が長い年月を経て押し固められると、「凝灰岩(ぎょうかいがん)」という堆積岩になります。
火山灰(かざんばい)は、火山の噴火(ふんか)のときに飛び出した、直径(ちょっけい)が2ミリより小さい粒(つぶ)のことです。もともとはマグマだったものが、急に冷えて粉々になったガラスや岩の破片(はへん)でできています。
ふつうの砂(すな)は川の水で流されるうちに角が取れて丸くなりますが、火山灰は水にもまれていないので、形がトゲトゲして角ばっているのがとくちょうです。また、日本の上空ではいつも西から東へ強い風(偏西風)がふいているため、火山灰は火山の東側にたくさんつもることが多いです。
火山灰は遠くまで一気(いっき)に広がるので、地面の下にある地層(ちそう)がいつごろできたのかを調べるための「目印(めじるし)」として、理科の勉強や研究(けんきゅう)に役立てられています。
火山灰を水できれいに洗ってから顕微鏡でのぞくと、キラキラした宝石(ほうせき)のような「鉱物」が見えることがあります。これを「わんがけ」といいます。火山によって入っている粒の色や形がちがうので、どこから飛んできた火山灰なのかを当てることができるんですよ!
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