双眼実体顕微鏡

一般小学生

まとめ

双眼実体顕微鏡
左右それぞれの目に対して独立した光路を持つことで、観察対象を肉眼と同じように立体的に捉えることができる顕微鏡

解説

双眼実体顕微鏡は、一般的な生物顕微鏡とは異なり、対象物をプレパラートにせずそのままの状態で観察できるのが大きな特徴です。倍率は20倍から40倍程度と比較的低いものの、焦点距離が長く、昆虫の細部や花のつくり、岩石の表面などを詳しく調べるのに適しています。

操作手順としては、まず両目の間隔に合わせる「眼幅調節」を行い、次に右目だけでのぞきながら調節ねじでピントを合わせます。最後に左目だけでのぞき、視度調節リングを回して左右の視力差を補正します。これにより、両目で鮮明な立体像を得ることができます。

項目 双眼実体顕微鏡 生物顕微鏡
見え方 立体的に見える 平面的に見える
像の向き 実物と同じ(正立像) 上下左右が逆(倒立像
倍率 低い(20〜40倍) 高い(40〜600倍以上)
対象物 大きなもの・不透明なもの 薄く切ったもの・透明なもの
コラム

双眼実体顕微鏡の最大の利点は、像が反転しない「正立像」であることです。これにより、顕微鏡をのぞきながら針やピンセットを使って対象物を動かしたり、解剖したりする作業が直感的に行えます。また、反射光を利用して観察するため、光を通さない厚みのある物体でもそのまま観察が可能です。

小学生のみなさんへ

双眼実体(そうがんじったい)顕微鏡は、両方の目でのぞいて使う顕微鏡だよ。ふつうの顕微鏡とちがって、ものを見たときにデコボコがはっきりして、立体(りったい)的に見えるのがとくちょうなんだ。虫のからだや花のつくりなどを、そのままの向きで見ることができるから、生きものの観察にぴったりだよ。両方の目の幅にあわせてレンズを動かして使おうね。

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