一般小学生
まとめ
- 個体群において、出生直後の極めて若い時期に死亡する個体の割合のこと。
- 親による保護がない魚類や無脊椎動物、大量の種子を散布する植物などで高くなる傾向がある。
- 生存曲線における「凹型(III型)」の特徴であり、多産によって種を維持する生存戦略と密接に関係している。
解説
初期死亡率は、ある生物の集団がどのように生き残り、次世代へ命を繋いでいくかを分析する上で重要な指標です。一般的に、魚類や多くの昆虫などは、生まれたばかりの時期に捕食されたり、厳しい自然環境に耐えられなかったりして、非常に多くの個体が命を落とします。このように、成長の早い段階で死亡する割合が高い状態を「初期死亡率が高い」と表現します。
初期死亡率が高い生物は、個々の生き残る確率が低い分、一度に大量の卵や種子を作ることで、少なくとも数個体は成体になれるよう工夫しています。これを「多産」の戦略と呼びます。一方で、哺乳類や鳥類のように親が子を手厚く保護する種は、初期死亡率が低く抑えられるため、一度に産む子の数は少なくなります。このように、初期死亡率と産卵数(産子数)には、種の存続をかけた反比例的な相関関係が存在します。
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