マングース

マングース

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

マングース
ハブやネズミの駆除を目的として人為的に移入されたが、在来の希少種を捕食して生態系に甚大な被害を与えた特定外来生物

解説

日本におけるマングース(主にフイリマングース)は、1910年に沖縄本島、1979年に奄美大島へと導入されました。当時の目的は、農作物を荒らすネズミや、猛毒を持つハブの個体数を抑制することでした。しかし、ハブが夜行性であるのに対し、マングースは昼行性であったため、両者が出会う機会はほとんどなく、期待された駆除効果は得られませんでした。

その一方で、マングースはヤンバルクイナやアマミノクロウサギ、オキナワイシカワガエルといった、その地域にしか生息しない固有種や希少種を捕食し始めました。天敵のいない環境でマングースは急速に分布を広げ、これらの貴重な野生動物絶滅の危機に追い込むという、深刻な生態系破壊を引き起こしました。

コラム

この事態を重く見た政府は、2005年に施行された「外来生物法」に基づき、マングースを特定外来生物に指定しました。環境省を中心に「マングースバスターズ」と呼ばれる専門チームが結成され、罠の設置や探索犬を用いた徹底的な捕獲作業が続けられています。長年の努力の結果、奄美大島では根絶に近い状態まで個体数が減少しており、人間の身勝手な行動が招いた環境問題に対する重要な教訓となっています。

小学生のみなさんへ

マングースは、もともと日本にはいなかった動物です。昔、毒をもつヘビの「ハブ」を退治するために、人間が沖縄などの島に連れてきました。ところが、マングースはヘビを食べるよりも、そこにしかいない珍しい鳥やウサギ、トカゲなどを食べてしまいました。そのせいで、もともと住んでいた生き物たちが減ってしまい、絶滅のピンチになっています。人間がよかれと思ってしたことが、自然のバランスを大きく壊してしまった代表的な例です。

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