胚子(はいし)

一般小学生

まとめ

  • 受精卵細胞分裂を開始してから、主要な器官の基礎が形成される受精後約8週間(妊娠10週未満)までの個体のこと。
  • ヒトとしての外形的な特徴が完全に整う前の段階であり、この時期を過ぎると「胎児」と呼ばれるようになる。

解説

受精卵は卵割を繰り返しながら子宮内膜に着床し、急速に成長を遂げる。この受精から約8週間までの期間は「胚子期」と呼ばれ、外胚葉・中胚葉・内胚葉という三つの層から、心臓、脳、脊髄、消化器といった主要な臓器の基礎が作られる「器官形成期」にあたる。

この段階ではまだ人間らしい形は完成していないが、生命の根幹となる重要なパーツが次々と組み立てられていく。母体とつながる胎盤が形成され始め、へその緒を通じて養分を得る準備が整うのもこの時期の特徴である。受精から約38週を経て誕生し、肺呼吸を開始するまでの一連の成長過程における初期段階といえる。

コラム

胚子期は、薬物や放射線、ウイルス感染などの外部環境の影響を最も受けやすい時期(催奇形性感受性期)として知られている。主要な臓器が作られる繊細なプロセスが進んでいるため、母体の健康管理や環境への配慮が極めて重要視される期間である。

小学生のみなさんへ

お母さんのおなかに赤ちゃんが宿ってから、約2か月(8週間)くらいまでの間のことを「胚子はいし」と呼びます。まだ人間らしい形はしていませんが、心臓しんぞうのうなど、生きていくために大切な体のパーツが一生懸命作られている時期です。

この時期を過ぎて、体の形がしっかり整ってくると、呼び方が「胎児たいじ」に変わります。赤ちゃんはおなかのなかで、お母さんと「へそのお」でつながって栄養をもらったり、羊水ようすいという温かい水のなかで守られたりしながら、約38週間かけて大きく育っていきます。

ルラスタコラム

赤ちゃんが生まれて最初に「オギャー」と泣くのは、肺で呼吸こきゅうを始めた合図です。おなかのなかにいるときは、お母さんから酸素さんそをもらっているので、自分の肺は使っていません。生まれてすぐ、自分の力で空気を吸い込む瞬間は、生命の大きな変化のときなのです。

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