胎児

胎児

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 母親の子宮内で成長している、誕生前の個体のこと。
  • ヒトの場合、主要な器官の原基が形成される妊娠8週(受精後6週)以降を指し、それ以前の「胚」と区別される。
  • 胎盤臍帯へその緒)を通じて、母体から酸素栄養分を受け取り、老廃物を排出して成長する。

解説

胎児の成長は、受精卵細胞分裂を繰り返す「発生」のプロセスの一部です。ヒトにおいては、受精から約8週間が経過すると、心臓や脳、手足などの主要な臓器の原型が完成します。この段階から出生までを胎児期と呼びます。

胎児は母体と「胎盤」を介して密接につながっています。胎盤では、母親の血液と胎児の血液が直接混ざり合うことはありません。非常に薄い膜を隔てて、拡散などの仕組みにより物質交換が行われます。胎児は自ら肺呼吸をすることなく、母親から供給される酸素を取り込み、二酸化炭素を母親の血液側へ受け渡すことで生命を維持しています。

コラム

胎児は子宮内で「羊膜」という膜に包まれ、その中は「羊水」で満たされています。羊水は外部からの物理的な衝撃を和らげるクッションの役割を果たすだけでなく、胎児の体温を一定に保ち、胎児が自由に動くためのスペースを確保することで、筋肉や骨格の発達を助ける重要な役割を担っています。

小学生のみなさんへ

お母さんのおなかの中(子宮しきゅう)で成長している、生まれる前の赤ちゃんのことを胎児たいじといいます。

胎児たいじは、お母さんの体と「胎盤たいばん」や「へその緒」という管でつながっています。自分では息をしたり、ごはんを食べたりすることはできませんが、この管を通して、お母さんから成長に必要な酸素さんそ栄養えいようをもらっています。反対に、いらなくなった二酸化炭素やゴミ(老廃物)はお母さんの体へ戻します。

また、赤ちゃんは「羊水ようすい」という水の中に浮かんでいます。この水がクッションの役割をして、外からのショックから赤ちゃんを守ってくれているのです。

ルラスタコラム

メダカなどの魚は卵の中に栄養(しん)をたくわえて生まれてきますが、ヒトなどの哺乳類は、お母さんの体から直接栄養をもらって大きく育つのが特徴です。

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