深成岩

一般小学生

まとめ

  • マグマが地下深くにおいて、長い時間をかけてゆっくりと冷却・固化して形成された火成岩の一種です。
  • すべての結晶が大きく成長し、粒の大きさがほぼ揃っている「等粒状組織」を持つことが最大の特徴です。
  • 代表的な岩石として、花こう岩、閃緑岩、斑れい岩などが挙げられます。
地学火成岩等粒状組織花こう岩

解説

深成岩は、火山岩とともに「火成岩」に分類される岩石です。地下数キロメートルから数十キロメートルという非常に深い場所では、周囲の温度が高いため、マグマが完全に冷え固まるまでに数万年から数十万年という膨大な時間を要します。

この緩やかな冷却過程において、マグマに含まれる成分(造岩鉱物)が十分に成長する時間が与えられるため、石英や長石、黒雲母といった結晶が肉眼でもはっきりと確認できるほど大きくなります。このように、大きな結晶が隙間なく組み合わさった組織を「等粒状組織」と呼びます。これは、地表付近で急激に冷やされて小さな結晶やガラス質が混ざる火山岩の「斑状組織」とは対照的な構造です。

コラム

深成岩の性質は、マグマに含まれる二酸化ケイ素の量によって変化します。二酸化ケイ素が多いマグマからは白っぽい「花こう岩」が、少ないマグマからは黒っぽい「斑れい岩」が形成されます。

特に花こう岩は大陸地殻を構成する主要な岩石であり、その硬さと耐久性から、古くから墓石や石橋、国会議事堂の外装などの建築資材として広く利用されてきました。また、これらの岩石の成り立ちはプレートテクトニクスとも密接に関係しており、沈み込み帯などの地下深くで生成されるプロセスは地球のダイナミズムを象徴しています。

小学生のみなさんへ

深成岩しんせいがんとは、地下の深いところで、マグマが長い時間をかけてゆっくりと冷えて固まった岩石のことです。地面の下にあるマグマが、長い年月をかけて少しずつ石に変わっていくことで作られます。

この岩石のいちばんの特徴とくちょうは、石を作っている粒がどれも大きくて、大きさがそろっていることです。これを「等粒状組織とうりゅうじょうそしき」といいます。ゆっくり冷えることで、粒が大きく育つための時間がたっぷりあったから、このような形になります。

代表的なものには「花こう岩」があります。白っぽくて黒い点々がある石で、お墓の石や、公園のしき石などによく使われています。とてもかたくてじょうぶなのが自慢じまんの岩石です。

ルラスタコラム

深成岩の代表である「花こう岩」は、別名「御影石(みかげいし)」とも呼ばれます。とてもきれいな石なので、ビルの入り口やキッチンの台など、私たちの身の回りのいろいろな場所で使われているんですよ。ぜひ探してみてくださいね!

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