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斑晶

斑晶

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

斑晶
斑状組織において、石基の中に点在する大きな結晶のつぶ
  • 火山岩特有の斑状組織を構成する要素の一つである
  • マグマが地下深部でゆっくりと冷却される過程で成長する
  • 斑晶の種類や組み合わせから、岩石の成因やマグマの性質を推定できる

解説

火成岩のうち、地表付近でマグマが急激に冷えて固まった火山岩には、特有の「斑状組織(はんじょうそしき)」が見られます。この組織は、非常に微細な結晶やガラス質からなる「石基(せっき)」と、その中に点在する比較的大きな結晶である「斑晶」で構成されています。

斑晶は、マグマが地下深くのマグマだまりなどに留まっている間に、高い温度の下で長い時間をかけて大きく成長した結晶です。その後、マグマが上昇して地表や地表付近に達すると、周囲の温度が急激に下がるため、残りの成分は大きな結晶になることができず、細かい石基となります。

項目 斑晶(はんしょう) 石基(せっき)
結晶の大きさ 比較的大きく、肉眼で確認できる 非常に微細、またはガラス質
冷却速度 地下深くでゆっくり冷えた(徐冷) 地表付近で急激に冷えた(急冷)
形成場所 地下のマグマだまりなど 地表または地表付近
コラム

斑晶を構成する鉱物は、石英、長石、雲母、輝石、角閃石、カンラン石などの造岩鉱物です。これらの鉱物の組み合わせによって、岩石が白っぽい(流紋岩など)か、黒っぽい(玄武岩など)かが決まります。

一方で、マグマが地下深くで全体がゆっくり冷え固まった深成岩には、斑晶と石基の区別がなく、すべての結晶が大きく成長した「等粒状組織(とうりゅうじょうそしき)」が見られます。斑晶の有無は、その岩石が火山岩か深成岩かを判別する重要な鍵となります。

小学生のみなさんへ

火山から流れ出たマグマが固まってできた岩石をよく見ると、大きなつぶと、目に見えないほど小さなつぶがまざっていることがあります。この中の大きなつぶのことを斑晶はんしょうと呼びます。

マグマが地面の下深くにあるときは、まわりの温度が高いので、長い時間をかけてゆっくりと冷えていきます。このときに、つぶが大きく育って斑晶はんしょうになります。そのあと、噴火などで急に地面の近くまで上がってくると、残りのマグマは急いで固まるため、大きなつぶになれず小さな「石基(せっき)」になります。

ルラスタコラム

岩石の中にある斑晶はんしょうの種類を調べると、そのマグマがどんな成分だったのか、どれくらいの温度だったのかをタイムカプセルのように教えてくれるんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 火山岩の組織の中で、石基の中に散らばっている比較的大きな結晶を何というか。
斑晶
【応用】 斑晶が石基に比べて大きく成長しているのはなぜか。その理由を説明せよ。
マグマが地下深くにあるときに、高い温度の下で長い時間をかけてゆっくりと冷却されたため。
【実践】 斑晶と石基からなる「斑状組織」を持つ岩石は、どのようなプロセスを経て形成されたと考えられるか。
マグマが地下深くで一部結晶化したあと、地表付近へ上昇して急激に冷やされることで形成されたと考えられる。

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