まとめ
- 空気の重さによって生じる圧力(気圧)を表すために用いられる国際単位。
- 1平方メートルあたり100ニュートン(N)の力が加わる圧力を1hPaと定義する。
- 標準的な地表付近の気圧(1気圧)は約1013hPaであり、天候や高度によって変動する。
解説
気圧とは、地球を包む大気の重さが地表を押す力のことである。上空へ行くほど空気の層が薄くなるため、高度が上がるにつれて気圧は低下する。この気圧の変化は、密閉された容器内の空気が膨張してポテトチップスの袋が膨らむ現象や、気圧の低下に伴い水の沸点が100度より低くなる現象として観察される。
気象観測において、気圧は天気の変化を予測する極めて重要な指標である。台風は熱帯低気圧の一種であり、中心気圧が周囲より低いほど、周囲から空気を吸い込む力が強まり勢力が発達する。また、日本の天気は特有の気圧配置に影響を受ける。夏前の梅雨前線の停滞や、冬の「西高東低」の気圧配置による冷たい季節風などは、すべて空気の密度の差による気圧の勾配と、地球の自転に伴う力が結びついて発生している。
ヘクトパスカルは、空気の重さによる「おし返す力(気圧)」を表すための単位です。空気には重さがないように見えますが、実は地球を包んでいる空気はとても重く、わたしたちの体をいつもおしています。
高い山に登ると、上にある空気の量が少なくなるので、ヘクトパスカルの数字は小さくなります。山の上でポテトチップスの袋がパンパンにふくらんだり、お湯が100度になる前にわき上がったりするのは、この力の変化が原因です。
天気予報で「台風の中心気圧は950ヘクトパスカルです」と聞いたことがあるかもしれません。この数字が小さいほど、まわりの空気を吸い込む力が強くなり、はげしい風や雨をまきおこす強い台風だということがわかります。
空き缶を熱してすぐにふたをして冷やすと、ベコッと大きな音を立ててへこんでしまいます。これは、缶の中の空気が冷えておし返す力が弱くなり、外側の空気に負けてしまうからです。空気の力は、目に見えなくてもとても強力なんですよ。
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