一般小学生
まとめ
【定義】
植物の体を支え、葉や花を適切な位置に保持する器官である。根から吸収した水や養分、葉で作成された有機物の通路となる維管束(道管・師管)を持ち、物質の輸送を担うとともに、表面からはわずかながら蒸散も行われる。
まとめ
茎は植物の支持と物質輸送の中心的役割を担う。維管束の配置は双子葉類(輪状)と単子葉類(散在)で異なり、また植物の成長には、子葉と側根の配置が90度の角度をなすといった幾何学的な規則性が見られる。
解説
茎の主要な機能の一つは物質の運搬である。維管束のうち、道管は根からの水や無機養分を運び、師管は葉で合成された有機物を運ぶ。蒸散は主に葉の気孔で行われるが、茎の表面からも行われており、これはワセリンを用いた対照実験で確認できる。植物全体(A)、葉の表に塗布(B)、葉の裏に塗布(C)、葉をすべて除去(D)の各条件で水の減少量を比較することで、部位ごとの蒸散量が算出される。また、塩化コバルト紙が水蒸気によって青色から赤色に変化する性質を利用し、蒸散の盛んさを視覚的に捉えることも可能である。
植物の形態形成には厳密な規則性が存在する。例えばダイコンの場合、主根から生える側根は互いに180度の向きに位置し、さらにその側根は子葉に対して90度の角度で配置されるという幾何学的なつながりがある。このような規則性は、植物が効率よく支え合い、成長するために重要な要素となっている。
小学生のみなさんへ
茎(くき)は、植物の体をしっかりと支え、根っこが吸い上げた水や栄養を体中に運ぶ「ストロー」や「柱」のような役割をしています。茎の表面からは、水がじょうはつする「蒸散(じょうさん)」も少しだけ行われています。また、ダイコンなどの植物をよく観察すると、芽が出たときのはっぱ(子葉)と、そこからのびる根っこの生え方には、決まった角度や向きなどの決まりがあることがわかります。
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