一般小学生
まとめ
- デンプンの有無を確認するために用いられる、褐色(黄色)の指示薬である。
- デンプンと反応すると、特有の青紫色を呈する「ヨウ素デンプン反応」を示す。
- 植物の光合成実験や、ヒトの消化酵素(だ液)のはたらきを調べる実験で広く活用される。
解説
植物の葉に日光が当たると、葉緑体において水と二酸化炭素を原料に光合成が行われ、デンプンが生成される。このデンプンの存在を確認する際、ヨウ素液を滴下すると反応箇所が青紫色に変化するため、光合成が行われた条件や場所を特定することができる。
また、ヒトの消化に関する実験では、だ液に含まれる消化酵素(アミラーゼ)がデンプンを糖へと分解する様子を観察するために用いられる。だ液によってデンプンが分解されるとヨウ素デンプン反応が起こらなくなるため、これを利用して酵素の活性や、温度条件(約37℃で活性化し、沸騰すると失活するなど)による反応の違いを証明することができる。
小学生のみなさんへ
ヨウ素液(溶液)は、デンプンがあるかどうかを調べるための薬です。もともとは茶色っぽい色をしていますが、デンプンにふれると、一しゅんで「青むらさき色」に変わるという、ふしぎな特徴があります。
理科の実験では、植物の葉っぱに日光が当たってデンプンが作られたかをたしかめる時によく使います。また、私たちの口の中にある「だ液」が、デンプンを別のものに変えてしまう様子を調べる実験でも大かつやくします。デンプンがなくなると、ヨウ素液をかけても色は変わりません。
ルラスタコラム
ヨウ素は、実は私たちの体にとっても大切な栄養素です。海そうなどに多くふくまれていて、のどにある「甲状腺」という場所で、成長を助けるホルモンを作る材料になります。実験だけでなく、健康にも深く関係している物質なのです。
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