学習目安 | 小: B | 中: A | 高: A

フズリナ

フズリナ

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 古生代石炭紀〜ペルム紀)の温暖な浅い海に生息していた、有孔虫の仲間の単細胞生物
  • 米粒のような紡錘形の殻を持ち、地層の年代を特定する「示準化石」として極めて重要。
  • 石灰岩の主要な構成成分となり、当時の地球環境や大気組成を知る手がかりとなる。

解説

フズリナは、古生代後半を代表する生物です。単細胞生物でありながら、石灰質の複雑な殻を持ち、数ミリメートルから大きいものでは数センチメートルにまで成長しました。その形が糸を紡ぐ道具である「紡錘(ぼうすい)」に似ていることから、和名では「紡錘虫(ぼうすいちゅう)」と呼ばれています。

地質学において、フズリナは「示準化石」の代表格です。進化のスピードが速く、特定の短い期間に世界中の海で爆発的に増えたため、フズリナの化石が見つかれば、その地層が古生代のどの時期に堆積したかを正確に判断できます。ペルム紀末の大量絶滅によって姿を消したため、古生代の終わりを告げる指標ともなっています。

コラム

フズリナの死骸が大量に積み重なると、石灰岩という岩石になります。これは当時の大気中にあった二酸化炭素が、生物の働きによって固定された結果です。また、フズリナは単細胞生物としては異例の内部構造を持っており、殻の断面顕微鏡で観察することで、より詳細な時代の特定や石油探査などの地質調査に役立てられています。

小学生のみなさんへ

大昔の海に住んでいた「フズリナ」という生き物の化石について紹介します。フズリナは、今から約3億年前の「古生代こせいだい」という時代に、あたたかくて浅い海でたくさん増えた生き物です。

見た目は小さな米粒のような形をしていて、大きさは数ミリくらいですが、実はたった一つの細胞からできている「単細胞生物」の仲間です。自分を守るために、石灰でできた硬い殻を持っていました。この殻が積み重なって、今の石灰岩という岩石のもとにもなっています。

フズリナは、地球の歴史を知るための大切な目印になります。フズリナの化石が見つかった地層は、必ず「古生代」にできたものだとわかるからです。このように、地層がいつできたかを教えてくれる化石を「示準化石しじゅんかせき」と呼びます。

ルラスタコラム

フズリナは、日本語で「紡錘虫ぼうすいちゅう」とも呼ばれます。「紡錘」とは、糸をつむぐときに使う道具のことで、その形にそっくりだったから名付けられました。大昔の海には、こんなに小さな生き物が山のようにいて、今の私たちの生活に役立つ石灰岩を作ってくれたのですね。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…