まとめ
- 種子植物のうち、将来種子となる胚珠が子房に包まれず、外部に露出している植物の総称。
- マツ、スギ、イチョウ、ソテツなどが代表例であり、進化の過程では被子植物よりも古くから地球上に存在している。
- 花には花弁(花びら)やがくがなく、多くは風によって花粉を運ぶ「風媒花」としての性質を持つ。
解説
植物の分類体系において、維管束を持ち種子によって繁殖するグループを種子植物と呼びます。この種子植物は、胚珠の保護形態によって「裸子植物」と「被子植物」の2つに大別されます。裸子植物の最大の特徴は、文字通り「裸(はだか)」の状態で胚珠が鱗片などの上に付着している点です。被子植物にある「子房」が存在しないため、受粉後に子房が成長してできる「果実」も形成されません。
また、裸子植物の花は単性花であり、雄花と雌花に分かれています。雄花で作られた花粉は風に乗って雌花の胚珠へと運ばれます。この受粉の仕組みは、昆虫を媒介とする多くの被子植物とは対照的です。根の構造については、主根と側根の区別がはっきりしており、茎の維管束が輪状に並ぶなど、組織のつくりとしては双子葉類に近い特徴を多く備えています。
植物の中には、たね(種子)を作ってなかまを増やす「種子植物」というグループがあります。その中でも、たねになる前の「胚珠」という部分が、まわりの壁に包まれず、むき出しになっている植物のことを「裸子植物」と呼びます。
ふつうの植物(被子植物)は、胚珠が「子房」という部屋の中に守られていますが、裸子植物にはその部屋がありません。そのため、花がさいたあとに果実ができることもありません。身近なところでは、マツやスギ、イチョウなどがこのなかまです。
マツの「まつぼっくり」をよく見ると、うろこのような板が重なっていますね。その板の付け根に、たねがそのままくっついているのが裸子植物の大きな特徴です。
秋になると黄色く色づくイチョウは、恐竜が生きていた大昔から姿が変わっていないため「生きている化石」と呼ばれています。イチョウも裸子植物のなかまですが、実はオスとメスの木が分かれているんですよ。
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