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裸子植物

裸子植物

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 種子植物のうち、将来種子となる胚珠子房に包まれず、外部に露出している植物の総称。
  • マツ、スギ、イチョウ、ソテツなどが代表例であり、進化の過程では被子植物よりも古くから地球上に存在している。
  • 花には花弁(花びら)やがくがなく、多くは風によって花粉を運ぶ「風媒花」としての性質を持つ。

解説

植物の分類体系において、維管束を持ち種子によって繁殖するグループを種子植物と呼びます。この種子植物は、胚珠の保護形態によって「裸子植物」と「被子植物」の2つに大別されます。裸子植物の最大の特徴は、文字通り「裸(はだか)」の状態で胚珠が鱗片などの上に付着している点です。被子植物にある「子房」が存在しないため、受粉後に子房が成長してできる「果実」も形成されません。

また、裸子植物の花は単性花であり、雄花雌花に分かれています。雄花で作られた花粉は風に乗って雌花の胚珠へと運ばれます。この受粉の仕組みは、昆虫を媒介とする多くの被子植物とは対照的です。根の構造については、主根と側根の区別がはっきりしており、茎の維管束が輪状に並ぶなど、組織のつくりとしては双子葉類に近い特徴を多く備えています。

コラム

裸子植物は、現生種としてはマツ類、イチョウ類、ソテツ類、グネツム類の4群に分けられます。特にイチョウやソテツは、受粉の際に花粉の中で「精子」が作られ、自力で泳いで卵細胞に到達するという、シダ植物に近い原始的な特徴を残しています。これは、植物が水辺から陸上へと進出していく進化の過程を物語る重要な証拠とされています。

小学生のみなさんへ

植物の中には、たね(種子)を作ってなかまを増やす「種子植物」というグループがあります。その中でも、たねになる前の「胚珠はいしゅ」という部分が、まわりの壁に包まれず、むき出しになっている植物のことを「裸子植物らししょくぶつ」と呼びます。

ふつうの植物(被子植物ひししょくぶつ)は、胚珠はいしゅが「子房しぼう」という部屋の中に守られていますが、裸子植物らししょくぶつにはその部屋がありません。そのため、花がさいたあとに果実ができることもありません。身近なところでは、マツやスギ、イチョウなどがこのなかまです。

マツの「まつぼっくり」をよく見ると、うろこのような板が重なっていますね。その板の付け根に、たねがそのままくっついているのが裸子植物らししょくぶつの大きな特徴です。

ルラスタコラム

秋になると黄色く色づくイチョウは、恐竜が生きていた大昔から姿が変わっていないため「生きている化石」と呼ばれています。イチョウも裸子植物のなかまですが、実はオスとメスの木が分かれているんですよ。

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