まとめ
- 万葉歌人の山上憶良が詠んだ歌に由来する、秋を代表する7種類の草花(ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ)の総称。
- 春の七草が「食」を目的とするのに対し、秋の七草は「美」を鑑賞し、季節の移ろいを感じるためのものである。
- 植物の開花周期や、気温低下に伴う紅葉・落葉といった生理的変化を観察する上での重要な指標とされる。
解説
植物には、種類ごとに花が開く時間帯が決まっているという「花時計」のような規則性が存在する。例えば、ツユクサは朝、ヤブガラシは昼、オオマツヨイグサは夕方から夜にかけて開花する。秋の七草も同様に、日照時間や気温の変化に反応して特定の時期に花を咲かせる。
秋の深まりとともに気温が低下すると、植物は冬に向けた生理的変化を開始する。クズやキキョウが開花し、ススキの穂が黄金色に変わる頃、樹木では葉の中のクロロフィル(葉緑素)が分解され、紅葉や黄葉が見られるようになる。最終的に落葉することで水分の蒸散を抑え、冬芽を形成して厳しい冬を越す準備を整えるのである。
秋の七草の覚え方として、有名な語呂合わせに「お好きな服は(お・す・き・な・ふ・く・は)」がある。これは、オミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズ、ハギの頭文字をとったものである。また、秋の七草の一つであるキキョウは、現在では絶滅危惧種に指定されている地域もあり、野生の姿を見る機会は減っている。
秋の七草は、秋にさく代表的な7つの草花のことです。ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの7つを指します。春の七草はおかゆに入れて食べますが、秋の七草はきれいな花を見て楽しむためのものです。
植物には、花がさく時間が決まっているという不思議な規則性があります。また、秋になってすずしくなると、植物は冬をこすための準備を始めます。葉っぱの色が変わる「紅葉」や、葉っぱが落ちる「落葉」は、木が寒さにたえるための大切な仕組みです。
秋の七草を覚えるときは、「お好きな服は」という言葉を思い出してみてください。「お(オミナエシ)」「す(ススキ)」「き(キキョウ)」「な(ナデシコ)」「ふ(フジバカマ)」「く(クズ)」「は(ハギ)」と、名前の最初の文字がつながっているんですよ。
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