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光飽和点

光飽和点

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

解説

植物の光合成速度は、光が弱いときには光の強さに比例して大きくなります。しかし、光をどんどん強くしていくと、光合成に関わる酵素の働きなどが限界に達し、ある一定以上の強さでは光合成速度が頭打ちになります。この限界のポイントを「光飽和点」と呼びます。

光合成の全体像を理解するためには、植物が行っている「呼吸」についても考慮する必要があります。植物は常に呼吸をして二酸化炭素を放出しているため、外から見て実際に吸収された二酸化炭素の量(見かけの光合成量)に、呼吸で放出した量を足したものが、本来の「光合成量」となります。計算式で表すと以下の通りです。

光合成量 = 見かけの光合成量 + 呼吸量

また、光合成を支える仕組みとして水の移動も重要です。根毛から浸透によって吸収された水は、茎の道管を通って葉まで運ばれます。葉に届いた水の一部は光合成に使われ、残りは気孔から水蒸気として放出されます。この「蒸散作用」が、根から水を吸い上げる大きな原動力となっています。

コラム

光飽和点は植物の種類によって異なります。日当たりの良い場所を好む「陽生植物」は光飽和点が高く、強い光を効率よく利用して成長します。一方で、林の床などの暗い場所で育つ「陰生植物」は光飽和点が低く、弱い光でも効率よく光合成を行える仕組みを持っています。このように、植物はそれぞれの生育環境に適応した光飽和点を持っています。

小学生のみなさんへ

植物は、太陽の光を浴びて栄養を作る「光合成こうごうせい」を行います。光が強くなればなるほど、植物は元気に栄養を作りますが、実は「これ以上は無理!」という限界げんかいがあります。

光をどんなに強くしても、それ以上は栄養を作るスピードが上がらなくなる光の強さのことを「光飽和点こうほうわてん」と言います。人間が一度に食べられるごはんの量に限界げんかいがあるのと少し似ていますね。

また、植物は光合成をするだけでなく、私たちと同じように「呼吸こきゅう」もしています。根っこから吸い上げた水は、茎の中にある「道管どうかん」という細い管を通って葉っぱまで運ばれます。葉っぱに届いた水は、光合成に使われたり、目に見えない水蒸気になって外に出ていったりします。これを「蒸散じょうさん」と呼び、このおかげで植物は下から上へと水を吸い上げることができるのです。

ルラスタコラム

森の中の地面近くに生えている植物は、木漏れ日などの弱い光でも生きていけるように、低い光の強さで満足できるように工夫しています。反対に、ひまわりのように太陽が大好きな植物は、強い光をたくさん浴びてぐんぐん育つようになっています。植物によって「おなかいっぱい」になる光の強さが違うのはおもしろいですね!

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