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虫めがね

一般小学生

まとめ

虫めがね
手に持って対象物を拡大して見るための、持ち手付きの凸レンズ
  • 凸レンズの屈折を利用し、焦点の内側にある物体の正立拡大虚像を観察する道具
  • 観察時はレンズを眼近に固定し、対象物を前後させてピントを合わせるのが基本
  • 太陽光を焦点に集める集光作用を持ち、実験器具としても利用される

解説

虫めがねは、光を屈折させて一点に集める性質を持つ凸レンズを利用した最も簡便な光学器具です。レンズの焦点よりも内側に対象物を置くと、光が屈折して広がる方向に進むため、それを見た人間の目には実際の物体よりも大きな像(虚像)がレンズの向こう側にあるように認識されます。これが拡大の原理です。

また、理科の実験で用いられる他の観察器具との違いを理解することも重要です。特に像の向きやピントの合わせ方に注目しましょう。

器具名 像の向き ピント調節 特徴
虫めがね 実物と同じ 対象物を動かす 手軽、低倍率
解剖顕微鏡 実物と同じ ねじでレンズを上下 両手が使える
双眼実体顕微鏡 実物と同じ ねじで鏡筒を上下 立体的、高倍率
コラム

虫めがねの取り扱いで最も注意すべきは安全面です。太陽を直接見ることは網膜を損傷する恐れがあり、極めて危険です。また、窓際など日光の当たる場所に放置すると、レンズが光を集めて火災を引き起こす「収れん火災」の原因となるため、必ずケースに保管する習慣をつけましょう。

双眼実体顕微鏡などの精密機器では、左右の視力差を調整する視度調整が必要ですが、虫めがねは直感的に使用できるため、野外観察などの機動性が求められる場面で重宝されます。

小学生のみなさんへ

虫めがねは、まんなかがふくらんだ「とつレンズ」というガラスを使って、小さなものを大きく見せる道具です。虫の体や花のつくりをくわしく調べるときに使います。

使いかたは、まず虫めがねを目に近づけて動かさないようにします。次に、見たいものをゆっくり前後に動かして、一番はっきり見える場所をさがしましょう。植木鉢(うえきばち)のように動かせないものを見るときは、自分の顔を前後に動かしてピントを合わせます。

一番大切な約束は、虫めがねでぜったいに太陽を見ないことです。目をいためてしまうので、とてもあぶないです。使い終わったら、必ずケースにしまいましょう。

ルラスタコラム

虫めがねで太陽の光を集めると、紙をこがすことができます。これは、レンズが光を一点にギュッと集めて、高い熱を作るからです。この光が集まる点を「焦点しょうてん」と呼びます。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 虫めがねに使用されている、中央がふくらんだ形状のレンズを何といいますか。
凸レンズ
【応用】 虫めがねを使って観察する際、ピントを合わせるための正しい操作手順を説明してください。
虫めがねを目に近づけて固定し、見たい物(対象物)を前後に動かして、はっきり見える位置を探す。
【実践】 虫めがねや双眼実体顕微鏡で物体を観察したとき、見える像の向き(上下左右)は実物と比べてどうなっていますか。
実物と同じ向き(上下左右が逆転しない)に見える。

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