学習目安 | 小: B | 中: A | 高: B

音色

一般小学生

まとめ

音色
音源の種類によって異なる音の感覚的な特徴であり、物理的には音の波形によって決まる性質
  • 音の大きさ(振幅)、音の高さ振動数)と並ぶ「音の三要素」の一つである
  • 音源が発する基本振動に、様々な比率で「倍音」が混ざることで生じる
  • オシロスコープなどで波形を観察すると、音色ごとに異なる形状が確認できる

解説

音には「大きさ」「高さ」「音色」という三つの性質があり、これらを音の三要素と呼びます。同じ高さで同じ大きさの音であっても、ピアノとバイオリンの音が違って聞こえるのは、この音色が異なるためです。

物理的には、音色は「波形」の違いによって決まります。自然界の音は、単一の振動数を持つ「純音」ではなく、基本となる音にその整数倍の振動数を持つ「倍音」が複雑に重なり合っています。この重なり方の違いが、特有の波の形を作り出します。

要素 物理的な要因 特徴
音の大きさ 振幅 波の振れ幅が大きいほど大きな音になる
音の高さ 振動数(周波数 1秒間の振動が多いほど高い音になる
音色 波形 波の形の違いが音の個性を決める
コラム

音の伝わる速さ(音速)は、空気の温度によって変化します。気温を t(℃)とすると、音速 V(m/s)は「V = 331 + 0.6t」という式で表されます。例えば、気温が15℃のとき、音速は 331 + 0.6 × 15 = 340m/s となります。

また、人間の声も一人ひとり音色が異なります。これは声帯の震え方や、口や鼻の形による共鳴の仕方が異なるためで、声の波形を分析することで個人を特定する「声紋」として利用されることもあります。

小学生のみなさんへ

ピアノ、リコーダー、そして友だちの声。同じドの音を出しても、それぞれちがう音に聞こえますよね。この音のちがいのことを「音色(ねいろ)」と呼びます。

音は空気のふるえ(振動しんどう)で伝わりますが、そのふるえ方を機械で見ると、波のような形をしています。この「波形はけい」という波の形がちがうと、わたしたちの耳にはちがう種類の音として聞こえるのです。

音には、大きさ・高さ・音色の3つの特ちょうがあります。これを「音の三要素」といいます。音色は、楽器や声の個性を決める大切な要素なのです。

ルラスタコラム

わたしたちが聞いている音の多くは、実はいろいろな高さの音がまざり合ってできています。このまざり方のバランスが、その楽器だけの「音色」を作っているんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 音の三要素をすべて答えなさい。
音の大きさ、音の高さ、音色
【応用】 ピアノとバイオリンで同じ高さ・同じ大きさの音を出したとき、音が違って聞こえるのはなぜですか。
音の波の形(波形)が異なり、音色が違うため。
【実践】 音の大きさが「振幅」、音の高さが「振動数」に対応するとき、音色に対応する物理的な要素は何ですか。
波形(音の波の形)

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