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解剖顕微鏡

一般小学生

まとめ

解剖顕微鏡
接眼レンズのみを使用し、小さな生物植物の構造を比較的低い倍率で観察・解剖するために用いられる簡便な顕微鏡
  • 接眼レンズのみで倍率を調整するシンプルな構造を持ち、主に低倍率での観察に適している
  • ステージが広くレンズとの距離があるため、観察物をピンセットなどで動かしながら解剖や作業を行うことができる
  • 複式顕微鏡とは異なり、接眼レンズのみを通した像を見るため、上下左右が実物と同じ向き(正立像)に見える

解説

解剖顕微鏡は、一般的な複式顕微鏡が対物レンズと接眼レンズを組み合わせて高倍率を得るのに対し、接眼レンズのみを交換して倍率を変える仕組みになっています。そのため、倍率は10倍から40倍程度と低いですが、その分視野が広く、対象物の全体像を把握しやすいのが特徴です。

操作手順としては、まず反射鏡を動かして視野を明るくし、ステージに観察物を置きます。次に、横から見ながら調節ねじを回してレンズを観察物に近づけ、接眼レンズをのぞきながらねじをゆっくり回してピントを合わせます。像が上下左右逆にならないため、解剖などの細かい作業を直感的に行うことが可能です。

項目 解剖顕微鏡 双眼実体顕微鏡 複式顕微鏡
レンズ構成 接眼レンズのみ 接眼・対物(左右2系統) 接眼・対物(1系統)
像の向き 正立(そのまま) 正立(立体的に見える) 倒立(上下左右逆)
主な用途 簡易的な観察・解剖 精密な解剖・立体観察 微生物・細胞の観察
コラム

解剖顕微鏡は、プレパラートを作らなくても、対象物をそのままステージに載せて観察できる点が大きなメリットです。例えば、花の雄しべの様子や、小さな昆虫の足の構造などを調べる際に非常に役立ちます。近年では、より高度な観察のために、両目でのぞくことで立体的に見える「双眼実体顕微鏡」が使われることも多いですが、解剖顕微鏡はその構造の単純さと扱いやすさから、理科の導入教育において今なお重要な役割を担っています。

小学生のみなさんへ

解剖顕微鏡かいぼうけんびきょうは、小さな生き物植物を大きくして見るための道具です。学校にある普通の顕微鏡けんびきょうよりも倍率は低いですが、その分、広い範囲はんいを一度に見ることができます。

一番の特徴は、レンズで見ているものが「そのままの向き」で見えることです。普通の顕微鏡けんびきょうは上下左右が反対に見えますが、この顕微鏡けんびきょうはそのまま見えるので、ピンセットを使って虫を動かしたり、花のつくりを調べたりするのにとても便利です。

使い方はかんたんです。まず、鏡を動かして明るくします。次に、見たいものを台の上に置きます。最後に、横から見ながらねじを回してレンズを近づけ、のぞきながらピントを合わせるだけです。小さな世界を自分の手で動かしながら観察かんさつしてみましょう。

ルラスタコラム

「解剖(かいぼう)」という言葉は、体の中のつくりを調べるために切り開くことを意味します。この顕微鏡は、レンズの下に広いスペースがあるので、実際にハサミやピンセットを使って作業ができるように作られているんですよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 解剖顕微鏡で観察したとき、像の向きは実物と比べてどのようになりますか
上下左右が実物と同じ向き(正立像)に見える
【応用】 解剖顕微鏡が、一般的な複式顕微鏡に比べて「解剖」や「作業」に向いている理由を説明しなさい
ステージが広くレンズとの距離が保たれているため作業スペースが確保されており、さらに像が上下左右逆にならないため直感的に手を動かせるから
【実践】 解剖顕微鏡のピントを合わせる際、レンズを観察物に近づけるときはどこから見ながら操作すべきですか。またその理由も答えなさい
横から見ながら操作する。理由は、のぞきながら操作するとレンズが観察物にぶつかって、レンズや観察物を傷つけてしまう恐れがあるから

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