一般小学生
まとめ
解説
顕微鏡の倍率は、目に近い側にある「接眼レンズ」と、観察対象に近い側にある「対物レンズ」のそれぞれの倍率を乗算した「総合倍率」によって決定されます。例えば、接眼レンズが10倍、対物レンズが40倍であれば、観察される像は実物の400倍の大きさとなります。
倍率を変化させると、観察できる範囲(視野)や像の明るさが連動して変化します。高倍率にするほど、より細部を観察できますが、一度に見える範囲は狭くなり、レンズを通る光の量が減るため像は暗くなります。そのため、高倍率での観察時には、しぼりや反射鏡、光源を調節して適切な明るさを確保する必要があります。
| 比較項目 | 低倍率 | 高倍率 |
|---|---|---|
| 視野(見える範囲) | 広い | 狭い |
| 明るさ | 明るい | 暗い |
| 対物レンズの長さ | 短い | 長い |
| 作動距離(レンズと試料の距離) | 長い | 短い |
コラム
顕微鏡を正しく使用するためには、レンズの取り付け順序が重要です。鏡筒内にホコリが入るのを防ぐため、必ず「接眼レンズ」を先に取り付け、その後に「対物レンズ」を装着します。
また、ピント合わせの際は、まず真横から見ながら対物レンズをプレパラートに極限まで近づけ、その後、接眼レンズをのぞきながらレンズを遠ざける方向に調節ネジを回します。これにより、レンズがカバーガラスに接触して破損する事故を防ぐことができます。なお、顕微鏡で見える像は上下左右が逆になっているため、対象物を中央に移動させたい場合は、見えている方向にそのままプレパラートを動かす(例:右上にずれているなら右上へ動かす)操作が必要となります。
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