カビ

一般小学生

まとめ

【定義】 菌類の一種で、生物の遺骸や排出物などの有機物を分解し、そこから栄養を得て生活する微生物の総称である。

まとめ

カビは菌類に分類される微生物で、生態系における「分解者」として重要な役割を担う。菌糸を伸ばして増殖し、有機物を無機物へと還元する働きを持つが、人間生活においては食品の腐敗やアレルギー疾患の原因にもなる。

解説

カビは、キノコや酵母と同じ真菌類に属する生物である。光合成を行う葉緑体を持たないため、植物とは異なり自ら栄養分を作り出すことはできない。そのため、他の生物の死がいや排出物、食品などに含まれる有機物を酵素で分解し、吸収することで成長する従属栄養生物である。カビの本体は「菌糸」と呼ばれる糸状の構造であり、これが複雑に絡み合って「菌糸体」を形成する。増殖の際には、空気中に胞子を放出し、適切な温度と湿度、栄養がある環境に付着すると再び菌糸を伸ばして広がる。自然界では有機物の分解というリサイクル活動に貢献しているが、住宅内では湿度の高い場所に発生し、カビ毒(マイコトキシン)の生成や喘息の原因となるなど、衛生面での注意が必要とされる。

小学生のみなさんへ

カビは、キノコなどのなかまで「菌(きん)」という生き物です。ジメジメした場所が大好きで、食べ物やぬれた場所に生えてきます。カビは、死んでしまった生き物などをバラバラにして土にもどすという、地球をきれいにする大切な役割(やくわり)を持っています。しかし、食べ物をくさらせたり、体に悪いえいきょうをあたえたりすることもあるので、部屋の空気を入れかえて、カビが増えすぎないように気をつけましょう。

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