まとめ
- 平均的な海水面の高さを0メートルとして測定した、特定の地点における土地の高さのこと。
- 気圧の変化や水の沸点、空気の体積変化といった科学的指標を理解するための重要な基準点。
- 地形図の読解や津波対策などの防災計画において、土地の災害リスクを評価する指標となる。
解説
海抜は、物理的な環境の変化に密接に関係しています。海抜が高くなるほど、その地点より上にある空気の層が薄くなるため、気圧が低下します。気圧が下がると、液体が沸騰するために必要なエネルギーが小さくなるため、水の沸点は低くなります。例えば、海抜0mでは100℃で沸騰する水も、標高約2900mの地点では約90℃で沸騰します。
また、一定の圧力下において空気は加熱されると膨張し、冷却されると収縮する性質(273分の1の法則)を持ちます。具体例として、0℃で546cm³の空気がある場合、温度を1℃上げるごとに体積は2cm³(546÷273)ずつ増加します。したがって、温度を27℃まで上げると、体積は546 + (2 × 27) = 600cm³となります。このように、海抜(高度)による気圧の変化と温度による体積変化は、理科における重要な学習事項です。
海抜とは、海面の高さを0メートルとしたときの、土地の高さを表す言葉です。山登りをするときや、地図を見るときによく使われます。
高い場所に行くと、空気の重さが軽くなる「気圧」というものが下がります。すると、ふだん100度でお湯がわくのに、高い山の上ではもっと低い温度でお湯がわくようになります。また、空気はあたためられるとふくらみ、冷やされるとちぢむ性質があります。理科の実験では、0度のときに546立方センチメートルあった空気は、温度が1度上がるごとに2立方センチメートルずつふくらむことがわかっています。
海に近い場所では、津波から身を守るために自分のいる場所の海抜を知っておくことがとても大切です。昔の人たちも、高い場所へにげるように石碑にメッセージを残して、私たちに教えてくれています。
日本の高さの基準は、東京都にある「日本水準原点」という場所で決められています。昔の東京湾の平均的な海面の高さが0メートルと決められているんですよ。
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