学習目安 | 小: B | 中: A | 高: A

さく状組織

一般小学生

まとめ

  • 葉の表側の表皮直下に位置し、円柱状の細胞が垂直に密生している組織。
  • 細胞内に多数の葉緑体を含み、光合成を最も活発に行う部位である。
  • 細胞が隙間なく並ぶ様子が「柵(さく)」のように見えることから命名された。

解説

葉の断面を観察すると、表側の表皮のすぐ下に細長い細胞が規則正しく、かつ密に並んでいるのが確認できます。これがさく状組織です。この組織が葉の表側に発達しているのは、太陽光を最大限に受容して光合成の効率を高めるための適応です。

さく状組織の細胞には、光合成を行う小器官である葉緑体が非常に多く含まれています。ここで生成された糖などの有機養分は、葉脈維管束)の中にある師管を通じて植物の各部位へと運ばれ、成長や生命維持のエネルギー源として利用されます。葉の表側が裏側に比べて濃い緑色を呈しているのは、この組織に葉緑体が密集しているためです。

コラム

さく状組織に対し、葉の裏側には「海綿状組織」が存在します。海綿状組織は細胞がまばらに配置されており、細胞間に大きな隙間(細胞間隙)があるのが特徴です。この隙間は、気孔から取り込まれた二酸化炭素や、放出される酸素水蒸気が拡散するための通路として機能しています。

このように、葉の内部は「光を効率よく吸収するさく状組織」と「気体の交換をスムーズに行う海綿状組織」という、役割の異なる組織が組み合わさることで、効率的なエネルギー生産を実現しています。

小学生のみなさんへ

葉っぱの表側にある、細長い細胞さいぼうがぎっしりと「さく(柵)」のように並んでいる組織そしきのことです。この場所には、太陽の光を使って栄養を作るための「葉緑体ようりょくたい」という緑色の粒がたくさん集まっています。

葉っぱの表側が裏側よりも濃い緑色に見えるのは、このさく状組織に葉緑体ようりょくたいが隙間なく並んでいるからです。ここで作られた栄養は、葉脈を通って植物全体に運ばれます。一方で、葉の裏側には「海綿状組織かいめんじょうそしき」という隙間の多い組織があり、空気通り道になっています。

ルラスタコラム

植物の葉が太陽の方を向いているのは、このさく状組織に効率よく光を当てるためです。光をたくさん浴びることで、植物は元気に育つためのエネルギーをたくさん作ることができるのです。

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