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マメのなかま

一般小学生

まとめ

  • ダイズやラッカセイなど、共通した花や実の構造を持つマメ科植物のグループ。
  • 特にラッカセイは、受粉後に子房の基部が伸長して地中に入り、果実を成熟させる独自の生態を持つ。
  • 落花生」という名称は、地上で花が落ちた後に地中で実が結実するという成長様式に由来する。

解説

マメ科の植物は、蝶のような形をした「蝶形花」を咲かせ、サヤの中に種子を作るという共通点があります。その中でもラッカセイは、極めて特殊な結実習性を持っています。夏に黄色い花を咲かせて受粉が完了すると、数日後には花びらが落ち、子房の付け根にある「子房柄しぼうへい)」と呼ばれる部分が急速に下方向へ伸び始めます。

この子房柄は重力に従って地面に到達し、土の中に数センチほど潜り込みます。土中の暗黒環境と適度な湿度が刺激となり、子房柄の先端が横向きに肥大して、網目模様のあるサヤ(果実)を形成します。このように、地上で受粉し、地下で結実するというプロセスが「落花生」という漢字表記の直接の由来となっています。この性質は、乾燥や鳥などの外敵から種子を保護し、確実に子孫を残すための適応戦略であると考えられています。

コラム

マメ科植物の多くは、根に「根粒菌」を共生させており、空気中の窒素を固定して栄養分として利用することができます。そのため、比較的痩せた土地でも育ちやすいという特徴があります。ラッカセイも同様の性質を持ちますが、実を太らせるためには土の中に潜る必要があるため、栽培には柔らかく水はけの良い砂質土壌が適しています。

小学生のみなさんへ

マメのなかまには、ダイズやラッカセイなどがあります。これらの植物は、花の形や実のでき方に共通したとくちょうを持っています。なかでもラッカセイは、とてもめずらしい育ち方をします。

ふつう、植物は花がさいた場所に実ができますが、ラッカセイはちがいます。黄色い花がさいて受粉じゅふんが終わると、花の根もとから「子房柄しぼうへい」という細長い茎のようなものがのびてきます。これが地面に向かってどんどんのびていき、土の中にもぐりこみます。そして、土の中で先っぽがふくらんで、私たちがよく知るピーナッツの実になるのです。

「花が落ちたあとに、地面から実が生まれる」という不思議な様子から、「落花生(らっかせい)」という名前がつきました。土の中で育つことで、外の敵から実を守っていると考えられています。

ルラスタコラム

マメのなかまの根っこには「根粒菌こんりゅうきん」という小さな粒がついていることがあります。これは空中のチッソを取りこんで栄養に変えてくれる、植物にとって大切なパートナーなんだよ。

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