学習目安 | 小: C | 中: B | 高: B

多子葉類

一般小学生

まとめ

多子葉類
裸子植物のうち、発芽の際に3枚から十数枚の多数の子葉を輪生状に展開する植物群

解説

植物が種子から芽を出す際、最初に見える葉を「子葉」と呼びます。被子植物では、子葉が1枚のものを単子葉類、2枚のものを双子葉類と分類しますが、裸子植物であるマツ、スギ、モミなどの針葉樹は、3枚以上の多くの子葉を持つため「多子葉類」と呼ばれます。

多子葉類の子葉の数は種によって異なり、例えばクロマツでは4〜8枚、スギでは2〜4枚となります。これらの子葉は茎の先端に輪を描くように並ぶ「輪生(りんせい)」という形で展開されます。これにより、発芽直後の限られた資源の中で効率よく光合成を行い、初期の成長速度を速めることが可能になっています。

分類 子葉の数 代表的な植物 分類群
単子葉類 1枚 イネ、トウモロコシ 被子植物
双子葉類 2枚 アブラナ、エンドウ 被子植物
多子葉類 3枚以上 マツ、スギ、モミ 裸子植物
コラム

多子葉類は、芽生えの形態において「地上型」の発芽を行うものが多く見られます。これは、胚軸が伸長して子葉を地上に押し出す形式です。また、種子の発芽適温については、温帯から寒冷地に分布する針葉樹の場合、比較的低温でも発芽能力を維持する特性を持つものがあります。なお、裸子植物のすべてが多子葉類というわけではなく、イチョウのように2枚の子葉を持つ例外も存在するため、分類学上の厳密な定義には注意が必要です。

小学生のみなさんへ

植物のタネが芽を出したときに、最初に出てくる葉っぱのことを「子葉(しよう)」といいます。アサガオなどは2枚ですが、マツやスギなどの裸子植物らししょくぶつという仲間は、子葉が3枚以上たくさんあります。これを多子葉類たしようるいとよびます。

多子葉類は、たくさんの葉っぱを広げることで、太陽の光をたっぷり浴びて、早く大きくろうとする工夫をしています。マツの芽を上から見ると、まるで緑色の星のような形をしていて、とてもおもしろいですよ。

ルラスタコラム

マツの子葉は、だいたい4枚から8枚くらいあります。タネの中にこれだけの葉っぱがたたまれて入っているなんて、自然の力はすごいですね!

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 多子葉類とは、発芽したときに子葉が何枚出る植物のことを指しますか。
発芽した際に、子葉が3枚以上の多数(十数枚に及ぶこともある)現れる植物のことです。
【応用】 被子植物(単子葉類・双子葉類)と比較したとき、多子葉類が持つ分類上の特徴と代表的な植物の例を挙げなさい。
被子植物は子葉の数によって単子葉類(1枚)と双子葉類(2枚)に明確に分かれますが、多子葉類はマツやスギなどの裸子植物(特に針葉樹)に見られる特徴であり、3枚以上の多くの子葉を輪生状に展開する点が異なります。
【実践】 「すべての裸子植物は多子葉類である」という説明は正しいですか。その理由とともに述べなさい。
いいえ、すべての裸子植物が多子葉類とは限りません。マツやスギなどの針葉樹の多くは多子葉類ですが、イチョウやソテツのように子葉が2枚のものも存在するため、裸子植物=多子葉類と断定しないよう注意が必要です。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…