まとめ
- 高度約10kmから50kmの成層圏において、オゾン(O₃)の濃度が相対的に高い領域を指す。
- 太陽光に含まれる有害な紫外線を吸収することで、地上の生態系を保護するバリアの役割を担っている。
- 約4億年前の古生代シルル紀に形成が完了したことで、生物の水中から陸上への進出が可能となった。
解説
地球誕生直後の大気には酸素がほとんど含まれておらず、地表には強力な紫外線が降り注いでいました。しかし、海中で光合成を行う「シアノバクテリア(らん藻類)」が出現したことで大気中の酸素濃度が上昇し、その酸素が太陽光と反応してオゾンへと変化しました。これが成層圏に蓄積されることでオゾン層が形成されました。
オゾン層は、皮膚がんや白内障の原因となる有害な紫外線を遮断する重要な役割を果たしています。しかし、現代ではエアコンの冷媒などに使われていたフロンガスなどの化学物質によってオゾン層が破壊され、南極上空などで極端に薄くなる「オゾンホール」が発生しています。これは地球温暖化と並ぶ深刻な地球環境問題の一つとして、国際的な対策が進められています。
地球のまわりには、空気のまくがあります。その中でも、地上から10キロメートルから50キロメートルくらいの高い空にある、オゾンというガスがたくさん集まった場所を「オゾン層」とよびます。
オゾン層は、太陽からくる「紫外線」という、体に悪い光をさえぎってくれる「宇宙のバリア」のような役目をしています。もしオゾン層がなかったら、強い光のせいで生き物は陸の上で生活することができません。
大昔の地球にはオゾン層がありませんでしたが、海の中にいた生き物が「酸素」を作り出したことで、長い時間をかけてオゾン層ができました。これによって、生き物たちは海の中から陸へと上がってこられるようになったのです。
しかし、人間が使っていたフロンというガスのせいで、この大切なバリアがこわれてしまうという問題が起きています。みんなで地球の環境を守っていくことが大切です。
オゾンという言葉は、ギリシャ語で「におう」という意味の言葉からきています。コピー機の近くや、雷が鳴ったあとの空で、少しツンとする独特なにおいを感じたことはありませんか?実はあれがオゾンのにおいなんですよ。
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