一般小学生
まとめ
解説
オゾン層は、太陽からの有害な紫外線の大部分を吸収し、地球上の生命を保護する重要な役割を担っています。しかし、人間の経済活動によって排出されたフロン(クロロフルオロカーボン)が成層圏に達すると、強い紫外線を受けて分解され、塩素原子を放出します。この塩素原子が触媒となり、1個の塩素原子が数万個以上のオゾン分子を次々と破壊することで、オゾン層が急激に薄くなります。
特に南極上空では、冬の間に形成される「極域成層圏雲」という特殊な雲の表面で化学反応が促進されます。春先に太陽光が戻ると、蓄積された塩素が一斉に活動を始めるため、毎年9月から10月にかけて大規模なオゾンホールが観測されます。以下に、オゾン層の正常な状態とオゾンホールの状態の比較をまとめます。
| 比較項目 | 正常なオゾン層 | オゾンホール(発生時) |
|---|---|---|
| オゾンの濃度 | 高い(紫外線を十分に吸収) | 極端に低い(紫外線が透過) | 主な場所 | 地球全体(成層圏) | 主に南極や北極の上空 | 主な影響 | 地上の生命を保護 | 皮膚がん・白内障・生態系破壊 |
小学生のみなさんへ
地球のまわりには、太陽からの強い光(紫外線)をはね返して、生き物を守ってくれる「オゾン層」というバリアがあります。このバリアが、人間が昔使っていた「フロン」というガスの影響で、うすくなって穴のようになってしまった場所のことを「オゾンホール」と呼びます。
バリアに穴が開くと、強い光がそのまま地面まで届いてしまい、私たちの肌や目に悪い影響を与えたり、植物がうまく育たなくなったりします。今は世界中でフロンを使わないように約束しているので、オゾンホールは少しずつ小さくなってきていますが、元通りになるにはまだ長い時間がかかると言われています。
ルラスタコラム
オゾンホールは、なぜか一番寒い南極の上空で一番大きくなります。これは、寒さでできる特別な雲が、オゾンを破壊する反応を助けてしまうからなのです。地球の環境は、遠い場所の出来事ともつながっているのですね。
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