石灰岩

石灰岩

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

石灰
サンゴや貝殻などの生物の死骸が海底に堆積して固まった堆積岩

解説

石灰岩は、主にサンゴ、貝殻、石灰質のプランクトンなどの死骸が海底で積み重なり、長い年月をかけて押し固められた岩石です。主成分は炭酸カルシウム(CaCO3)であり、この化学的性質が石灰岩の最大の特徴を決定づけています。

最も有名な性質は、希塩酸(薄い塩酸)をかけると激しく反応して二酸化炭素の泡を出すことです。これは炭酸カルシウムが酸と反応して分解されるためです。また、石灰岩は比較的柔らかい岩石であり、ナイフなどで傷をつけることができます。同じ生物由来の堆積岩であるチャートと比較すると、その性質の違いが明確になります。

比較項目 石灰岩 チャート
主な成分 炭酸カルシウム 二酸化ケイ素
塩酸の反応 二酸化炭素が発生する 反応しない
岩石の硬さ 比較的柔らかい 非常に硬い
主な由来 サンゴ・貝殻など 放散虫など
コラム

石灰岩は私たちの生活に非常に密接に関わっています。例えば、コンクリートの主原料であるセメントは、石灰岩を加工して作られています。日本は資源が少ない国ですが、石灰岩については国内で自給できるほど豊富に存在します。

また、石灰岩が広がる地域では、雨水に含まれる二酸化炭素が石灰岩を少しずつ溶かすことで、独特の地形が作られます。これを「カルスト地形」と呼び、地下に広がる「鍾乳洞」や、地上に白い岩が点在する「羊群原」などがその代表例です。山口県の秋吉台や福岡県の平尾台などが有名です。

小学生のみなさんへ

石灰岩せっかいがんは、大昔の海にいたサンゴや貝がらなどの死がいが、海の底につもり、長い時間をかけて固まってできた石です。

この石の一ばん大きなとくちょうは、うすい塩酸えんさんという液体えきたいをかけると、シュワシュワとあわを出してとけることです。このときに出るあわの正体は、みなさんもよく知っている「二酸化炭素にさんかたんそ」です。

石灰岩の中には、大昔の生き物の形がそのまま残った「化石」が見つかることもよくあります。また、この石はセメントの原料として、ビルや道路をつくるためにも使われています。

ルラスタコラム

石灰岩は水にとけやすい性質せいしつがあります。雨水が長い時間をかけて石灰岩をけずっていくと、地下に大きなトンネルのような穴ができることがあります。これが「鍾乳洞しょうにゅうどう」です。中にはつららのような形の石がぶら下がっていて、とてもふしぎな景色が広がっていますよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 石灰岩に希塩酸をかけたとき、どのような反応が起こりますか。
激しく泡を出して溶け、二酸化炭素が発生する
【応用】 石灰岩とチャートを「硬さ」と「塩酸への反応」で比較したとき、石灰岩の特徴を答えなさい。
チャートよりも柔らかく、塩酸をかけると二酸化炭素を発生させて反応する(チャートは反応しない)
【実践】 石灰岩が雨水などで溶かされてできる、鍾乳洞などの特殊な地形を何といいますか。
カルスト地形

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