まとめ
解説
石灰岩は、主にサンゴ、貝殻、石灰質のプランクトンなどの死骸が海底で積み重なり、長い年月をかけて押し固められた岩石です。主成分は炭酸カルシウム(CaCO3)であり、この化学的性質が石灰岩の最大の特徴を決定づけています。
最も有名な性質は、希塩酸(薄い塩酸)をかけると激しく反応して二酸化炭素の泡を出すことです。これは炭酸カルシウムが酸と反応して分解されるためです。また、石灰岩は比較的柔らかい岩石であり、ナイフなどで傷をつけることができます。同じ生物由来の堆積岩であるチャートと比較すると、その性質の違いが明確になります。
| 比較項目 | 石灰岩 | チャート |
|---|---|---|
| 主な成分 | 炭酸カルシウム | 二酸化ケイ素 |
| 塩酸の反応 | 二酸化炭素が発生する | 反応しない |
| 岩石の硬さ | 比較的柔らかい | 非常に硬い |
| 主な由来 | サンゴ・貝殻など | 放散虫など |
石灰岩は私たちの生活に非常に密接に関わっています。例えば、コンクリートの主原料であるセメントは、石灰岩を加工して作られています。日本は資源が少ない国ですが、石灰岩については国内で自給できるほど豊富に存在します。
また、石灰岩が広がる地域では、雨水に含まれる二酸化炭素が石灰岩を少しずつ溶かすことで、独特の地形が作られます。これを「カルスト地形」と呼び、地下に広がる「鍾乳洞」や、地上に白い岩が点在する「羊群原」などがその代表例です。山口県の秋吉台や福岡県の平尾台などが有名です。
石灰岩は、大昔の海にいたサンゴや貝がらなどの死がいが、海の底につもり、長い時間をかけて固まってできた石です。
この石の一ばん大きなとくちょうは、うすい塩酸という液体をかけると、シュワシュワとあわを出してとけることです。このときに出るあわの正体は、みなさんもよく知っている「二酸化炭素」です。
石灰岩の中には、大昔の生き物の形がそのまま残った「化石」が見つかることもよくあります。また、この石はセメントの原料として、ビルや道路をつくるためにも使われています。
石灰岩は水にとけやすい性質があります。雨水が長い時間をかけて石灰岩をけずっていくと、地下に大きなトンネルのような穴ができることがあります。これが「鍾乳洞」です。中にはつららのような形の石がぶら下がっていて、とてもふしぎな景色が広がっていますよ。
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