野生絶滅(EW)

一般小学生

まとめ

野生絶滅(EW)
本来の生息地では絶滅したが、飼育・栽培下や本来の生息地以外の場所で生存している状態

解説

野生絶滅(Extinct in the Wild, EW)は、国際自然保護連合(IUCN)が定めるレッドリストのカテゴリーの一つです。ある生物種が本来の生息地において、徹底的な調査を行っても生存が確認されない場合に適用されます。

完全に絶滅(EX)した状態とは異なり、動物園や水族館、植物園などの管理された環境下で個体が生存している、あるいは本来の分布域ではない場所に人為的に導入された個体群が存続している点が特徴です。

コラム

野生絶滅の状態にある種に対しては、飼育下での繁殖プログラムが進められ、再び野生に戻す「野生復帰」の取り組みが行われることが一般的です。例えば、日本のトキは一度野生下で絶滅しましたが、人工繁殖を経て再び自然界へ放鳥される活動が続けられています。

生物多様性の保全において、野生絶滅は「最後の砦」とも言える段階であり、生息環境の再生と並行して種の保存を図ることが極めて重要です。

小学生のみなさんへ

野生絶滅(やせいぜつめつ)とは、もともと住んでいた山や海などの自然の中には一ぴきもいなくなってしまったけれど、動物園や植物園などで大切に育てられている生きものの状態のことだよ。自然界からは消えてしまったけれど、まだ完全に地球からいなくなったわけではないんだ。いつかまた自然の中で暮らせるように、人間が守って増やしているんだよ。

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