塩化鉄水溶液

一般小学生

まとめ

塩化鉄水溶液
鉄と塩素の化合物である塩化鉄が水に溶けた、黄褐色(茶色)を呈する酸性の水溶液

解説

一般的に「塩化鉄水溶液」と呼ばれるものは、塩化鉄(III)(化学式:FeCl3)を水に溶かした溶液を指します。この溶液は強い酸性を示し、金属を腐食させる性質を持っています。特に銅を溶解させる能力が高いため、電子機器の心臓部であるプリント基板を製作する際に、不要な銅を取り除く「エッチング」という工程で欠かせない薬剤として利用されています。

また、化学分析の分野では、フェノール類という物質と反応して紫色に変化する「呈色反応」の検出にも用いられます。この反応を利用することで、特定の有機化合物が含まれているかどうかを調べることが可能です。

コラム

工業的には、水の汚れを固めて沈殿させる「凝集剤」としても非常に重要です。下水処理場などで、目に見えないほど小さな汚れを大きな塊にして取り除くために使われています。

取り扱いには注意が必要で、皮膚に触れると刺激があったり、金属を腐食させたりします。また、衣服に付着すると鉄成分による茶色のシミが取れなくなるため、実験や作業の際は、保護メガネや手袋、保護衣を着用するのが一般的です。

小学生のみなさんへ

塩化鉄水溶液(えんかてつすいようえき)は、鉄(てつ)が水にとけてできた、茶色い色の液体だよ。理科の実験で見ることがあるかもしれないね。この液体は、工場のよごれた水をきれいにしたり、みんなが使っているゲーム機やパソコンの中にある「基板(きばん)」という部品を作ったりするときに役立っているんだ。色がとてもこくて、服などにつくと落ちにくいから、使うときは気をつけてね。

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