二酸化炭素検知管

一般小学生

まとめ

二酸化炭素検知管
気体採取器と組み合わせて使用し、管内の検知剤が変色した長さから二酸化炭素の濃度を直接読み取る測定器具

解説

二酸化炭素検知管は、特定の気体と反応して変色する検知剤をガラス管に詰めた測定器具です。気体採取器(ガス採取器)と接続して使用し、一定量の空気を吸い込むことで、管内の薬剤が二酸化炭素と化学反応を起こして変色します。この変色した部分の長さを目盛りで読み取ることで、空気中の二酸化炭素濃度体積百分率)を算出します。

測定の際は、まず検知管の両端をチップカッターで折り取り、採取器の矢印の向きに合わせて正しく装着します。ハンドルを引いて気体を吸引すると、二酸化炭素の量に応じて色が変化していきます。測定対象に合わせて、適切な検知管を選択することが重要です。

種類 主な測定対象 特徴
低濃度用 大気、教室の空気 わずかな変化を捉えるため目盛りが細かい
高濃度用 呼気燃焼後の気体 高い濃度まで測定できるよう測定範囲が広い
コラム

検知管による測定は、温度の影響を受けることがあります。検知剤の化学反応速度が温度によって変わるため、極端に気温が高い、あるいは低い場所で測定した場合は、付属の換算表を用いて数値を補正する必要があります。

また、目盛りを読み取る際は、最小目盛りの10分の1までを目分量で読み取ることが理科の実験における基本ルールです。使用後の検知管は、内部に化学薬品が含まれているため、自治体や学校の規定に従って適切に廃棄しなければなりません。

小学生のみなさんへ

二酸化炭素検知管けんちかんは、空気の中に二酸化炭素がどれくらい混ざっているかを調べるための道具です。ガラスの管の中に、二酸化炭素と反応はんのうして色が変わる薬が入っています。

使い方は、まず「気体採取器さいしゅき」という注射器ちゅうしゃきのような道具に、この管をセットします。ハンドルを引いて空気をむと、二酸化炭素の量に合わせて管の中の色が変わります。色がどこまで変わったかを、管についている目盛りで読み取ることで、濃度のうどがわかります。

教室の空気を調べるときと、はき出した息を調べるときでは、二酸化炭素の量がぜんぜん違うので、それぞれに合った管を使い分けるのがポイントです。

ルラスタコラム

検知管の中の薬が色を変えるのは、化学反応はんのうが起きているからです。実は、この道具は二酸化炭素だけでなく、酸素さんそやほかのガスを調べるためのものもあります。色が変わる様子を見るのは、まるでマジックのようで面白いですよ!

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 二酸化炭素検知管の主な使用目的は何ですか。
空気中に含まれる二酸化炭素の体積百分率(濃度)を測定することです。
【応用】 測定場所によって「低濃度用」と「高濃度用」の検知管を使い分けるのはなぜですか。
大気中と呼気中では二酸化炭素の含有量が大きく異なるため、測定したい範囲に適した目盛りを持つ検知管を使用する必要があるからです。
【実践】 検知管の目盛りを読み取る際、数値が目盛りと目盛りの間にきた場合はどのように対処しますか。
最小目盛りの10分の1までを目分量で読み取り、その数値を記録します。

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