液体水素

液体水素

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

液体水素ロケット燃料極低温酸化剤

解説

液体水素は、常温では気体である水素を極限まで冷やすことで、その体積を約800分の1に凝縮したものです。これにより、限られたロケットのタンク内に大量のエネルギーを効率よく貯蔵することが可能になります。

酸素がほとんど存在しない宇宙空間でロケットが飛行できるのは、燃料である液体水素と同時に、燃焼を助ける「酸化剤(液体酸素など)」を自ら積み込んでいるからです。エンジン内部でこれらを混合・反応させることで、爆発的な燃焼エネルギーが発生し、その反動がロケットを押し上げる推進力となります。固体燃料に比べて、エンジンの出力を調整したり、一度止めたエンジンを再点火したりといった高度な制御ができる点が大きな特徴です。

コラム

液体水素の運用には非常に高度な技術が求められます。極低温を維持するための特殊な断熱技術はもちろん、水素が金属の内部に入り込んで材料を脆くさせてしまう「水素脆化(ぜいか)」への対策も重要です。

現在は主に宇宙開発の分野で活躍していますが、二酸化炭素を排出しない特性から、将来的には飛行機や大型船、発電所など、地球全体の脱炭素化を支える次世代エネルギーの柱として期待されています。

小学生のみなさんへ

ロケットが宇宙うちゅうへ行くためには、ものすごく大きな力が必要です。その力を出すための「燃料ねんりょう」として使われているのが「液体水素えきたいすいそ」です。これは、ふだんは空気のような「気体」である水素を、マイナス253度という、想像もできないくらい冷たくして「液体えきたい」にしたものです。

ふつう、物を燃やすには空気の中にある「酸素」が必要ですが、宇宙うちゅうには空気がありません。そこでロケットは、燃料のほかに「酸化剤さんかざい」という、酸素の代わりになるものも一緒に運んでいます。この二つを混ぜて燃やすことで、ロケットは空気のない場所でも力強く進むことができるのです。

ルラスタコラム

液体水素は、燃えたあとに「水」になります。ガソリンのように汚い煙を出さないので、地球にとてもやさしい未来のエネルギーとして期待されているんですよ。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

「宇宙開発」の関連用語
最近見た用語
履歴をチェックしています…