一般小学生
まとめ
- 水素ガスを約マイナス253度(20K)まで冷却して液化させた、極低温の液体物質です。
- 液体燃料ロケットの「燃料」として、強力な推進力を生み出すために不可欠な役割を担います。
- 燃焼エネルギーが極めて高く、燃焼後には水のみを排出するクリーンなエネルギー源としても注目されています。
解説
液体水素は、常温では気体である水素を極限まで冷やすことで、その体積を約800分の1に凝縮したものです。これにより、限られたロケットのタンク内に大量のエネルギーを効率よく貯蔵することが可能になります。
酸素がほとんど存在しない宇宙空間でロケットが飛行できるのは、燃料である液体水素と同時に、燃焼を助ける「酸化剤(液体酸素など)」を自ら積み込んでいるからです。エンジン内部でこれらを混合・反応させることで、爆発的な燃焼エネルギーが発生し、その反動がロケットを押し上げる推進力となります。固体燃料に比べて、エンジンの出力を調整したり、一度止めたエンジンを再点火したりといった高度な制御ができる点が大きな特徴です。
小学生のみなさんへ
ロケットが宇宙へ行くためには、ものすごく大きな力が必要です。その力を出すための「燃料」として使われているのが「液体水素」です。これは、ふだんは空気のような「気体」である水素を、マイナス253度という、想像もできないくらい冷たくして「液体」にしたものです。
ふつう、物を燃やすには空気の中にある「酸素」が必要ですが、宇宙には空気がありません。そこでロケットは、燃料のほかに「酸化剤」という、酸素の代わりになるものも一緒に運んでいます。この二つを混ぜて燃やすことで、ロケットは空気のない場所でも力強く進むことができるのです。
ルラスタコラム
液体水素は、燃えたあとに「水」になります。ガソリンのように汚い煙を出さないので、地球にとてもやさしい未来のエネルギーとして期待されているんですよ。
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