一般小学生
まとめ
- 酸素が少なく、二酸化炭素を多く含んだ暗い赤色(暗赤色)の血液のこと。
- 全身の組織に酸素を供給したあと、心臓へと戻っていく過程の血液を指す。
- 体循環における静脈だけでなく、心臓から肺へ向かう「肺動脈」を流れる血液も静脈血である。
解説
血液中のヘモグロビンは、酸素と結合すると鮮やかな赤色(鮮紅色)になりますが、酸素を放すと暗い赤色(暗赤色)に変化します。静脈血が暗い色をしているのは、全身の細胞に酸素を届け終えた状態だからです。
血液の循環経路で見ると、全身の毛細血管から静脈を通って心臓の右心房・右心室に戻る血液が静脈血に該当します。注意が必要なのは、心臓から肺へと送られる「肺動脈」です。名称は「動脈」ですが、中を流れているのはまだ酸素を取り込む前の静脈血です。肺胞でのガス交換によって二酸化炭素を出し、酸素を取り込むことで、血液は再び動脈血へと変わります。
小学生のみなさんへ
わたしたちの体の中を流れる血液には、2つの種類があります。そのうち、全身に酸素を届けたあとの、酸素が少なくて二酸化炭素を多くふくんでいる血液のことを「静脈血」と呼びます。
この血液は、酸素をはなすと黒ずんだ暗い赤色になるのが特徴です。全身をめぐって役目を終えた血液は、一度心臓にもどり、そのあと「肺」へと送られます。肺で新しく酸素を取りこむことで、またきれいな赤色の血液(動脈血)にもどるのです。
「静脈」という名前の血管を流れることが多いですが、心臓から肺へ向かう「肺動脈」という血管の中も、この静脈血が流れています。名前と中身が少しちがうので、まちがえないように気をつけましょう。
ルラスタコラム
血液が赤いのは、赤血球の中に「ヘモグロビン」という鉄分をふくむ物質があるからです。ヘモグロビンは酸素とくっつくと明るい赤色になり、酸素をはなすと暗い赤色になります。血液の色を見るだけで、酸素をたくさん持っているかどうかがわかるなんて、おもしろいですね!
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