一般小学生
まとめ
- 日本の北東、オホーツク海上で発生する冷たく湿った性質を持つ高気圧(気団)。
- 初夏に勢力を強め、南の小笠原高気圧とぶつかることで停滞前線である梅雨前線を形成する。
- 日本の天気に大きな影響を与え、気象観測の基礎や地球の自転による大規模な現象とも深く関わる。
解説
オホーツク海高気圧は、初夏から梅雨の時期にかけて発達する高気圧です。この高気圧が運んでくる空気は、北の海上で作られるため「冷涼(冷たい)」かつ「湿潤(湿っている)」という特徴があります。南から張り出してくる暖かく湿った小笠原高気圧と勢力が拮抗すると、その境界に「梅雨前線」が停滞し、日本列島に長雨をもたらします。
気象の理解には、正確な観測データが不可欠です。気温は地上1.5mの高さで測定し、風向・風速・雲量などを一定の基準で記録します。また、日本の天気は気圧配置だけでなく、地球の自転の影響も受けます。例えば、台風が北半球で反時計回りに渦を巻くのは、自転による転向力(コリオリの力)が働くためです。このように、気圧の単位や風の向き、地球の物理的な動きを組み合わせて考えることが重要です。
小学生のみなさんへ
オホーツク海高気圧は、日本の北東にあるオホーツク海という冷たい海の上で生まれる空気の集まりです。この空気は「冷たくて、しめっている」のがとくちょうです。
6月ごろのつゆの時期になると、この冷たい空気と、南の方にあるあたたかい空気が日本の上空でぶつかり合います。すると、どちらもゆずらないので、長い間雨がふる「梅雨前線」ができるのです。
天気は、空気の重さ(気圧)や地球が回っていること(自転)など、いろいろな理由で変わります。理科の学習では、気温をはかる高さや、雲の量などの決まりを守って観察することが大切です。
ルラスタコラム
つゆの時期に、オホーツク海高気圧から冷たくてしめった風がふき続けると、東北地方などで「やませ」とよばれる冷たい風がふくことがあります。これによって気温が上がらず、お米などの作物が育ちにくくなる「冷害」が起きることもあるんだよ。
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