一般小学生
まとめ
- インド洋や南太平洋、赤道以南の太平洋などで発生し、最大風速が一定以上の強さに発達した熱帯低気圧の呼称です。
- 気象学的な構造は「台風」や「ハリケーン」と共通していますが、発生する海域によって名称が使い分けられています。
- 進行方向の右側で風速が増す「危険半円」の特性や、進路図における暴風域・予報円などの定義を理解することが重要です。
解説
熱帯低気圧は、海面水温が高い熱帯の海上で発生する積乱雲の集合体であり、中心付近の最大風速によって分類されます。インド洋や南太平洋で発達したものが「サイクロン」と呼ばれます。これに対し、北西太平洋では「台風」、北大西洋や北東太平洋では「ハリケーン」と呼ばれますが、これらはすべて同じ気象現象を指しています。
熱帯低気圧の構造上の特徴として、進行方向の右側では、低気圧に吹き込む風の向きと、低気圧自体が移動する速度が重なり合うため、左側に比べて風速が非常に強くなります。これを「危険半円」と呼び、防災上の注意が必要です。また、気象庁が発表する進路図では、中心の「×」印が現在位置、赤い円が風速25m/s以上の「暴風域」、黄色い円が風速15m/s以上の「強風域」を示しています。
小学生のみなさんへ
サイクロンとは、インド洋や南太平洋などで発生する、とても強い風と雨をともなう熱帯低気圧のことです。日本によく来る「台風」と同じ仲間ですが、生まれた場所によって呼び方が変わります。
天気予報の図では、いろいろな印でサイクロンや台風の動きを表します。赤い円はとても風が強い「暴風域」、黄色い円は風が強い「強風域」です。また、白い円はこれから進むかもしれない場所を表していて、円が大きくなるほど、どこに行くか予想するのが難しいことを示しています。
ルラスタコラム
台風、ハリケーン、サイクロン。これらはすべて同じ仕組みでできています。もし、台風が東へ進んで日付変更線をこえると、名前が「ハリケーン」に変わることもあるんですよ。場所によって呼び名が決まっているのはおもしろいですね。
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