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発芽適温

一般小学生

まとめ

発芽適温
植物種子が最も効率よく発芽するために適した温度範囲

解説

植物が発芽を開始するためには、種子内部の酵素が活性化し、蓄えられた養分分解してエネルギーを取り出す必要があります。この化学反応(代謝)が最も活発に進む温度帯が発芽適温です。一般的に、発芽適温では発芽率が最大となり、発芽までの日数が最短となります。

発芽に適した温度は、その植物の原産地の気候に大きく影響されます。熱帯原産の植物は高い温度を好み、温帯原産の植物は比較的低い温度で発芽します。以下の表は、代表的な植物の性質を比較したものです。

分類 代表的な植物 発芽適温の目安
高温を好む(熱帯原産など) キュウリ、トマト、ナス、イネ 25〜30度
低温を好む(温帯原産など) ホウレンソウ、レタス、ダイコン 15〜20度
コラム

農作物の栽培では、気温だけでなく「地温(土の温度)」が発芽適温に達しているかを確認することが重要です。また、レタスなどの一部の植物は、発芽適温を超える高温(25度以上など)にさらされると、逆に眠りに入ってしまう「二次休眠」という現象が起こり、発芽が抑制されることがあります。

さらに、発芽後の成長(芽生え)においても、単子葉類(トウモロコシなど)と双子葉類インゲンマメなど)では、子葉が地上に出るか地中に残るかといった形態的な違いが見られますが、いずれも適切な温度管理が初期生育の鍵となります。

小学生のみなさんへ

植物のタネが芽を出す(発芽する)ためには、「水」「空気酸素さんそ)」「適当な温度」の3つが必要です。このうち、その植物にとって一番芽が出やすい温度のことを「発芽適温」といいます。

植物の種類によって、好きな温度はちがいます。たとえば、夏に育つキュウリやトマトは、25度から30度くらいのあたたかい温度が大好きです。反対に、冬に育つホウレンソウなどは、15度から20度くらいの少しすずしい温度のほうがよく芽を出します。

タネをまくときは、外の温度がその植物に合っているかを調べることがとても大切です。温度が低すぎたり高すぎたりすると、芽が出なかったり、病気になりやすくなったりするからです。

ルラスタコラム

レタスのタネは、あたたかすぎると「今は暑すぎるから寝ていよう」と判断はんだんして、わざと芽を出さないことがあります。これを休眠きゅうみんといいます。人間がクーラーのきいた部屋で休みたくなるのと少し似ているかもしれませんね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 植物が発芽するために必要な3つの条件をすべて答えなさい。
水、空気(酸素)、適当な温度
【応用】 熱帯原産の植物と温帯原産の植物では、発芽適温にどのような違いがありますか。
熱帯原産の植物(キュウリなど)は25〜30度と高い温度を好むが、温帯原産の植物(ホウレンソウなど)は15〜20度と低い温度を好む。
【実践】 レタスの種子を30度以上の高温環境に置いた場合、発芽はどうなりますか。またその理由を答えなさい。
発芽が抑制される。理由は、高温によって種子が二次休眠という状態に入るため。

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