まとめ
- 物体が振動することで発生し、空気や水などの媒質を波(音波)として伝わる現象のこと。
- 音の伝わる速さは秒速約340mであり、光の速さと比較すると非常に遅いという特徴がある。
- 音波を伝える物質がない真空状態では、音は伝わることができない。
解説
音を発生させている物体を音源(発音体)と呼びます。音源が細かく震えると、その周囲にある空気の分子が押し出されたり引き戻されたりして、密度の濃い部分と薄い部分が交互に生まれます。これが波となって周囲に広がる現象が音波です。
音は空気だけでなく、水などの液体や、金属などの固体を通じても伝わります。しかし、月面のような空気のない真空状態では、波を伝える物質(媒質)が存在しないため、音は一切聞こえません。また、音の伝わる速さは気温や物質によって異なりますが、空気中では秒速約340mほどです。これは光の速さに比べると圧倒的に遅いため、遠くで上がった花火は、光が見えてから音が届くまでに時間差が生じるのです。
音は、物がふるえることで生まれます。例えば、太鼓をたたくと皮がふるえ、そのふるえが空気を伝わって私たちの耳に届きます。このように、音を出す物を音源と呼びます。
音は空気だけでなく、水の中や、糸電話の糸のような物を通じても伝わります。でも、空気がまったくない宇宙のような真空の場所では、音を伝えるものがないため、音は聞こえません。
また、音は光よりも進むスピードがゆっくりです。花火が上がったとき、ピカッと光ってから少し遅れて「ドーン」と音が聞こえるのは、光が先に届いて、音が後から追いかけてくるからです。音が1秒間に進む距離は約340メートルなので、光ってから音が聞こえるまでの時間をはかれば、花火までの遠さを計算することもできますよ。
水の中では、空気中よりも音がずっと速く伝わります。空気中では1秒間に約340メートルですが、水の中では約1500メートルも進みます。クジラやイルカが遠くの仲間とコミュニケーションをとれるのは、音が水の中を速く、遠くまで伝わる性質を利用しているからなのです。
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