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だっし綿

一般小学生

まとめ

  • 天然の綿繊維から脂肪分を除去(脱脂)し、吸水性を極限まで高めた衛生材料。
  • 理科の実験においては、種子の下に敷いて水を含ませることで、土壌の代わりとして継続的に水分を供給する役割を担う。
  • 植物発芽条件を特定するための「対照実験」において、水分供給を一定に保つための標準的な基材として用いられる。

解説

だっし綿(脱脂綿)は、植物の発芽に必要な条件を解明する実験において不可欠な道具です。インゲンマメイネを用いた実験では、特定の条件(水・空気温度・光・肥料)のみを変化させ、それ以外を同じ条件にする「対照実験」が行われます。湿らせただっし綿の上に種子を置くことで、種子に十分な水と空気が行き渡る環境を作り出し、これを基準として他の環境と比較します。

実験の結果、乾いただっし綿では発芽しないことから「水」が必要であり、種子を水没させて空気に触れさせない状態では発芽しないことから「空気(酸素)」が必要であることがわかります。また、冷蔵庫のような低温環境では発芽しないため、「適当な温度」も必須条件です。一方で、日光の有無や肥料の有無を変化させても発芽の結果は変わらないため、これらは発芽そのものには不要な要素であると論理的に導き出されます。

コラム

だっし綿が実験に選ばれる理由は、その高い保水性と清潔さにあります。通常の綿花には天然の油分が含まれており水をはじいてしまいますが、薬品処理で脱脂されただっし綿は自重の数倍の水分を保持できます。なお、発芽には日光や肥料は不要ですが、その後の「成長」の段階では光合成のための日光や養分としての肥料が必要になるという点は、混同しやすい重要な区別です。

小学生のみなさんへ

脱脂綿だっしめん(だっし綿)は、ふわふわの綿から油分を取りのぞいたものです。油がないので水をよく吸いこむのがとくちょうで、理科の実験でたねを育てるときに、土の代わりとして使われます。

インゲンマメなどのたねが芽を出す(発芽はつがといいます)には、「水」「空気」「ちょうどよい温度おんど」の3つが必要です。実験では、しめらせた脱脂綿の上にたねを置いて、これらの条件がそろっているかを調べます。

光や肥料ひりょうは、芽が出たあとの成長には必要ですが、芽が出るしゅんかんには必要ありません。脱脂綿を使った実験をすることで、植物が育つためのヒミツを正しく知ることができるのです。

ルラスタコラム

ふつうの綿は油分をふくんでいるため、実は水をはじいてしまいます。脱脂綿はわざわざその油を取りのぞいているからこそ、たねにたっぷりと水をあげることができるんですよ。

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