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水素自動車

水素自動車

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 走行中に二酸化炭素を排出しない、環境負荷の低い次世代の移動手段。
  • 水素を燃料とし、酸素との化学反応で得られる電気や、水素自体の燃焼エネルギーを利用して駆動する。
  • 理科教育においては、金属と酸・アルカリの反応による水素の発生や、物質の量的関係(過不足)を理解する題材として扱われる。

解説

水素自動車は、地球温暖化の原因となる温室効果ガスを排出しないクリーンな乗り物として期待されています。化学的な視点では、水素の発生原理と物質の反応性を理解することが重要です。例えば、塩酸アルミニウムを反応させると水素が発生しますが、このとき発生する気体の体積は、反応させる金属の質量比例します。しかし、どちらか一方の物質が不足すると反応は停止し、水素の発生量は一定となります。この「過不足のある反応」をグラフで表すと、原点から過不足なく反応する点までは右肩上がりの比例関係を示し、それ以降は水平な直線となります。

また、特定の金属は水酸化ナトリウム水溶液アルカリ性)とも反応して水素を発生させます。実験において、アルミニウムや亜鉛の小片は気体を発生させますが、鉄や銅は反応しません。このような反応性の差異を観察することは、金属の性質を分類・特定する際の重要な指標となります。試験管を用いた実験では、発生した気体に火を近づけて音を立てて燃える様子を確認し、それが水素であることを同定します。

コラム

水素自動車には、水素を直接エンジンで燃焼させる「水素エンジン車」と、水素と酸素の化学反応によって発電しモーターを回す「燃料電池自動車(FCV)」の2種類があります。現在、市販化が進んでいるのは主に後者のFCVであり、走行中に排出されるのは水(水蒸気)のみであることから、究極のエコカーと呼ばれています。

小学生のみなさんへ

水素自動車は、ガソリンの代わりに「水素すいそ」というガスを燃料にして走る車のことです。走っているときに、地球を温めてしまう酸化炭素にさんかたんそをまったく出さないので、地球にやさしい「未来の車」として注目されています。

理科の実験では、アルミニウムなどの金属に、特別な液体をかけると水素が発生することを学びます。例えば、水酸化ナトリウムという液体にアルミニウムや亜鉛あえんを入れると、あわが出て水素が生まれます。でも、鉄や銅を入れても反応しません。このように、金属の種類によって反応がちがうのはおもしろいですね。

ルラスタコラム

水素は宇宙で一番たくさんある元素です。とても軽くて燃えやすい性質がありますが、空気中の酸素と結びつくと「水」に変わります。水素自動車から出るのは、排気ガスではなく、ただの「水」だけなんですよ。

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