まとめ
- 大気中に窒素、酸素に次いで3番目に多く含まれる希ガスの一種(約0.93%)。
- 化学的に極めて安定しており、他の物質と反応しにくい「不活性」な性質を持つ。
- 電球の封入ガスや溶接時の保護ガス、半導体製造など、産業分野で幅広く利用されている。
解説
大気の成分構成は、窒素が約78.08%、酸素が約20.95%を占めており、アルゴンはこれらに次いで3番目に含有量が多い気体です。アルゴンは「希ガス」と呼ばれるグループに属し、他の物質と極めて反応しにくいという性質を持ちます。この安定性を利用して、電球の内部に封入することでフィラメントの蒸発を抑制したり、金属溶接時に酸化を防ぐシールドガスとして用いられたりしています。
また、理科の学習においては、空気の成分に関連して他の気体の性質や管理方法も重要です。例えば、メタンは温室効果ガスとして知られ、一酸化炭素は不完全燃焼によって発生する毒性の強い気体です。これらの気体を保管する高圧ガス容器(ボンベ)は、酸素は「黒色」、水素は「赤色」、液化炭酸ガスは「緑色」、液化塩素は「黄色」、液化アンモニアは「白色」といったように、法律によって識別色が定められています。
みなさんのまわりにある空気は、いろいろな種類の気体がまざってできています。一番多いのは窒素、二番目は酸素、そして三番目に多いのが、この「アルゴン」という気体です。
アルゴンには「ほかのものと反応しにくい」という、とてもめずらしい特徴があります。この性質を利用して、電球の中に入れられたり、特別な溶接(金属をつなげる作業)に使われたりしています。空気の中にわずか1%ほどしかありませんが、私たちの生活をかげでささえている大切な気体なのです。
理科の実験で使うガスボンベには、中身をまちがえないように色がついています。たとえば、酸素は黒色、水素は赤色と決まっています。アルゴンが入った容器は、ねずみ色(灰色)をしています。色を見るだけで、中になにが入っているかすぐにわかるようになっているのですね。
アルゴンという名前は、ギリシャ語で「なまけもの」という意味の言葉からつけられました。ほかの物質とぜんぜん反応しようとしない様子が、まるでなまけているように見えたからだと言われています。おもしろい由来ですね!
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