一般小学生
まとめ
- ホウサンチュウ(放散虫)という微生物の微細な殻が海底に堆積してできた生物由来の堆積岩。
- 主成分は二酸化ケイ素(シリカ)であり、非常に硬く、鋼鉄のナイフでも傷がつかない。
- 緻密な構造を持ち、かつては火花を起こすための「火打ち石」として広く利用されていた。
解説
チャートは、海洋に生息する「ホウサンチュウ」という微小なプランクトンの殻が、長い年月をかけて海底に降り積もり、押し固められてできた岩石です。この殻の成分は二酸化ケイ素(水晶や石英と同じ成分)であるため、非常に緻密で硬いのが特徴です。
堆積岩の中でも、生物の遺骸がもとになってできた「生物岩」に分類されます。ハンマーで叩くと貝殻のような断面で割れ、火花が飛びやすいため、マッチが普及する前は火を起こす道具として重宝されました。色は赤、緑、黒、灰色など多彩ですが、これは堆積した当時の海洋環境や、含まれる酸化鉄などの成分によって決まります。
小学生のみなさんへ
チャートは、海の中に住んでいる「放散虫」という、とても小さな生き物の死がいが、海の底にたくさんたまって固まった石です。
この石はとてもかたくて、鉄のナイフでこすっても、ナイフのほうがけずれてしまうほどです。昔の人は、この石をたたき合わせて火花を出し、火をつけるための「火打ち石」として使っていました。
川原に行くと、赤色や緑色をした、丸くてかたい石が落ちていることがありますが、それはチャートかもしれません。大昔の海の生き物が、長い時間をかけて石になったものだと思うと、なんだか不思議ですね。
ルラスタコラム
チャートはとてもかたいので、大昔の人は矢の先(矢じり)などの道具を作るのにも使っていました。また、チャートの中には、大昔の海の様子を教えてくれる小さな化石がたくさんつまっているんですよ。
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