無性生殖

一般小学生

まとめ

  • オスとメスの受精を伴わず、親の体の一部から新しい個体を作る生殖方法です。
  • 親の遺伝子がそのまま子に引き継がれるため、子は親と全く同じ遺伝情報を持つ「クローン」となります。
  • 分裂、出芽、栄養生殖などの形態があり、短期間で効率よく個体数を増やすことが可能です。

解説

無性生殖は、生殖細胞精子や卵など)の合体を経ずに新しい個体を形成する仕組みです。この方法の最大の特徴は、親のDNAが体細胞分裂によってそのままコピーされる点にあります。そのため、環境が安定している状況下では、自分と同じ性質を持つ子孫を爆発的に増やすのに非常に適しています。

主な種類として、アメーバやゾウリムシのように体が二つに分かれる「分裂」、酵母やヒドラのように親の体から芽が出るように新しい個体が育つ「出芽」があります。また、植物において根や茎、葉から新しい個体を作る「栄養生殖」も無性生殖の一種です。例えば、ジャガイモの塊茎やイチゴのランナー(ほふく茎)などがこれに該当します。

コラム

無性生殖は効率的である反面、遺伝的な多様性が生まれないという弱点があります。すべての個体が同じ遺伝子を持っているため、急激な環境の変化や特定の病気が発生した際、集団全体が全滅してしまうリスクが高くなります。

これに対し、多くの動物や植物が行う「有性生殖」は、オスとメスの遺伝子を組み合わせることで多様な個体を生み出し、環境の変化に適応しやすく進化してきました。生物は生存戦略として、これら二つの方法を使い分けたり、進化の過程で選択したりしています。

小学生のみなさんへ

生き物が子どもを増やすとき、お父さんとお母さんがいなくても、自分一人だけで新しい個体を作る方法があります。これを「無性生殖」といいます。

たとえば、自分の体を二つに分ける「分裂ぶんれつ」や、体の一部から芽が出るように新しい子どもが育つ「出芽しゅつが」という方法があります。植物でも、ジャガイモのようにイモから新しい芽が出て増えるのは、この仲間です。

この方法の良いところは、相手がいなくてもすぐに仲間を増やせることです。でも、みんな同じ性質を持っているので、病気や環境の変化には弱いという特徴もあります。

ルラスタコラム

海の生き物であるヒトデは、体がバラバラになっても、その一部から新しい体を作り直して元に戻ることができる種類がいます。これも無性生殖のすごい力の一つですね。

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