ポルックス

一般小学生

まとめ

  • ふたご座のβ(ベータ)星であり、冬の夜空にオレンジ色に輝く1等星
  • 冬の六角形冬のダイヤモンド)」を構成する頂点の一つとして知られる。
  • ギリシャ神話の双子の弟に由来し、2等星のカストルと並んで位置する。

解説

ポルックスは、ふたご座で最も明るい1等星です。バイエル符号ではβ星とされていますが、実際にはα星であるカストルよりも明るく見えます。地球からの距離は約34光年と比較的近く、表面温度太陽より低いためオレンジ色の光を放つ「橙色巨星」に分類されます。

天体観測においては、冬の星空を把握するための重要な指標となります。ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバランオリオン座リゲル、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンとともに「冬の六角形(冬のダイヤモンド)」を形成します。これらは冬の夜空でひときわ目立つ星々であり、秋の四辺形冬の大三角と同様に、季節ごとの星座を特定する際の大きな目印となります。

コラム

ギリシャ神話では、ポルックスは不死身の体を持つ弟として描かれています。隣り合うカストルは2等星であり、この二つの星の明るさや色の違いを観察することは、星の等級や表面温度による色の変化を理解する良い実例となります。日本では、その色の対比から「金星・銀星」や「対の星」などと呼ばれることもありました。

小学生のみなさんへ

ポルックスは、冬の夜空に見える「ふたご座」の中で一番明るい星です。おとなりに並んでいる「カストル」という星とセットで、ふたごの兄弟のように見えます。

冬の夜空には、明るい星をつないで作る「冬の六角形」という大きな図形がありますが、ポルックスはその角のひとつです。少しオレンジ色っぽく光っているのが特徴とくちょうなので、まわりの白い星と見くらべてみてください。

ルラスタコラム

昔の日本では、ポルックスを「金星(きんぼし)」、カストルを「銀星(ぎんぼし)」とよぶ地域がありました。相撲の「金星」とは関係ありませんが、色がちがう二つの星を金と銀にたとえたのは、とてもおしゃれですね。

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