一般小学生
まとめ
- イネ科植物の花において、花弁(花びら)の代わりに雄しべや雌しべを包んで保護している鱗片状の葉のこと。
- 外側に位置する大きなものを「外えい(がいえい)」、内側の小さなものを「内えい(ないえい)」と呼ぶ。
- 風によって受粉を行う風媒花に特有の構造であり、受粉後は果実を保護する役割を果たす。
解説
イネ科植物の花は、一般的な花のような色鮮やかな花弁を持ちません。これは、昆虫を誘い出す必要がない「風媒花」としての進化を遂げたためです。その代わりに、おしべやめしべといった生殖器官を保護するために「えい」と呼ばれる特殊な組織が発達しました。
受粉の時期になると、これらのえいが開いて中からおしべが外に現れます。受粉が成功すると、えいは再び閉じて、中で成長する子房(のちの米粒など)を外敵や乾燥から守るシェルターのような役割を担います。私たちが「籾殻(もみがら)」と呼んでいるものは、主にこの外えいと内えいが乾燥して硬くなったものです。
小学生のみなさんへ
イネなどの植物には、ふつうの花のようなきれいな「花びら」がありません。その代わりに、中にある大切な部分をまもるための「殻」のようなものがあります。これが「外えい」と「内えい」です。
外がわにあるのが「外えい」、内がわにあるのが「内えい」といいます。これらは、風の力で花粉をはこぶ「風媒花」という種類の花に多く見られます。虫をよぶ必要がないので、花びらをもたずに、中身をしっかりまもる形に成長したのです。
ルラスタコラム
私たちがふだん食べている「お米」は、この外えいと内えいにかこまれて育ちます。お米を収穫したあとにのこる「もみがら」は、実はこの「えい」の部分なんですよ。
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