学習目安 | 小: A | 中: S | 高: A

とつレンズ

一般小学生

まとめ

  • 中央部分が周囲よりも厚くなっており、平行な光を一点(焦点)に収束させる性質を持つ透明なレンズ。
  • 物体とレンズの距離に応じて、実像虚像といった異なる性質の像を結ぶ光学素子である。
  • 地球の大気層も太陽光に対して凸レンズに近い役割を果たし、皆既月食時の月の色などに影響を与える。

解説

凸レンズは、光が空気からガラスなどの異なる媒質へ進む際の屈折を利用した道具である。レンズの中心を通る光軸平行な光を入射させると、光は屈折して軸上の一点に集まる。この点を焦点と呼び、レンズの中心から焦点までの距離を焦点距離という。レンズのふくらみが大きいほど光を曲げる力が強くなり、焦点距離は短くなる性質がある。

また、光源を置く位置によって光の進み方は規則的に変化する。光源が焦点の外側にある場合は、レンズの反対側に上下左右が逆転した「実像」が結ばれる。一方で、光源を焦点の内側に置くと、レンズ越しに実物よりも大きく正立した「虚像」が見える。このように、物体の位置を無限遠から焦点付近まで移動させることで、像の大きさや向きを自在に制御することが可能である。

コラム

光の屈折現象はレンズだけでなく、地球大気でも発生する。皆既月食の際、月が完全に地球の影に入っても真っ暗にならず「赤銅色」に見えるのは、地球の大気が凸レンズのように太陽光を内側へ屈折させるためである。波長の短い青い光は散乱して届かないが、散乱されにくい赤い光だけが屈折して影の内部に回り込み、月面を照らしている。

また、光が水中から空気中へ進む際、入射角が一定の角度(臨界角)を超えると、光が境界線で全て反射される「全反射」という現象が起きる。これも凸レンズの学習と併せて理解しておくべき重要な光の性質である。

小学生のみなさんへ

とつレンズは、虫めがねのように、真ん中がまわりよりも厚くなっている透明とうめいなレンズのことです。光を一点に集める力があり、太陽の光を一点に集めると紙をこがすこともできます。この光が集まる場所を「焦点しょうてん」と呼びます。

とつレンズを通して物を見ると、近くの物は大きく見えますが、遠くの物は逆さまに見えることがあります。これは、レンズが光を曲げる方向が変わるためです。レンズのふくらみが大きいほど、光を曲げる力が強くなります。

ルラスタコラム

月が完全にかくれる「皆既月食」のとき、月が真っ暗にならずに赤っぽく見えることがあります。これは、地球のまわりにある空気がとつレンズのような役割やくわりをして、太陽の赤い光だけを月のほうへ曲げて届けているからなんですよ。

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