学習目安 | 小: A | 中: A | 高: S

胚乳

胚乳

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

解説

胚乳は、被子植物の種子形成過程で発達する組織であり、植物が自ら光合成を行えるようになるまでの「お弁当」のような役割を果たします。主にデンプンタンパク質脂肪などのエネルギー源が蓄えられており、発芽の3条件(水、酸素適当な温度)が揃うと、これらの養分が分解されて胚の成長に使われます。

植物の種類によって、この胚乳の扱いは異なります。イネやトウモロコシ、カキなどは、成熟した種子の中に胚乳が残る「有胚乳種子」と呼ばれます。一方で、インゲンマメアブラナなどは、種子が成長する過程で胚乳の栄養を「子葉(しよう)」に移してしまい、胚乳が退化する「無胚乳種子」となります。

コラム

被子植物の胚乳は、受精の際に「重複受精」という特殊なプロセスを経て形成されます。精細胞と2個の極核が合体するため、染色体数は3n(三倍体)となるのが特徴です。これに対し、裸子植物の胚乳は受精前に形成されるため、染色体数はn(単倍体)となります。

小学生のみなさんへ

種子(たね)の中には、芽が出るために必要な栄養えいようをたくわえている場所があります。これを「胚乳はいにゅう」と呼びます。イネやトウモロコシ、カキなどの種子を観察かんさつすると、この胚乳が大きな面積めんせきを占めていることがわかります。

植物が芽を出して自分でお日様の光を浴びて栄養を作る(光合成こうごうせい)までの間、この胚乳にためられた栄養を使って成長します。しかし、インゲンマメなどのように、成長する途中で胚乳の栄養を「子葉しよう」という別の場所に移してしまう植物もいます。

ルラスタコラム

私たちが毎日食べている「お米」の白い部分は、実はほとんどが胚乳です。イネが芽を出すための栄養を、人間がいただいているのですね。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…