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光源

光源

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 太陽電灯のように、自ら光を放つ物体、あるいは実験において対象を照らすための装置。
  • 幾何光学における光線の出発点であり、光の直進反射屈折といった諸現象を観察する際の基礎となる要素。
  • 植物光合成反応において、エネルギーを供給し反応速度を決定づける限定要因の一つ。

解説

光源とは、エネルギーを光として放出する物体の総称です。物理学的な視点では、光源から発せられた光は均一な媒質中を直進し、不透明な物体に遮られることで影を作ります。光源が一点とみなせる「点光源」の場合はくっきりとした影(本影)ができますが、光源に大きさがある場合は、影の周囲に光が一部届く「半影」が生じます。この光の直進性を利用した装置がピンホールカメラであり、光源からの光が小さな穴で交差することにより、スクリーン上には上下左右が逆転した像が投影されます。

光学実験、特に凸レンズを用いた観察においては、光源の位置が極めて重要です。光源を焦点の外側に置くか内側に置くかによって、レンズを透過した後の光が集束して実像を結ぶか、あるいは発散して虚像として観察されるかが決まります。レンズの曲率(ふくらみ)が大きいほど光を屈折させる力が強くなり、焦点距離が短くなるため、光源とレンズの距離関係によって作図の結果が大きく変化します。

生物学の分野では、光源は光合成を促進させるための不可欠なエネルギー源です。光の強さが増すほど光合成速度は向上しますが、ある一定の強さに達すると、二酸化炭素濃度温度といった他の要因がボトルネックとなり、反応速度が頭打ちになる「光飽和」という現象が見られます。実験では、光源と植物の間に水槽を置いて熱を遮断するなど、純粋に光の強さが与える影響を測定する工夫がなされます。

コラム

光合成における光の利用効率は波長によって異なり、主に赤色光青色光吸収され、緑色光は反射・透過されるため、植物の葉は緑色に見えます。また、光合成による二酸化炭素の吸収量と、呼吸による放出量が等しくなり、見かけ上のガス交換がゼロになる光の強さを「光補償点」と呼びます。これ以下の光の強さでは、植物は成長することができません。

小学生のみなさんへ

太陽や電球のように、自分から光を出しているもののことを「光源(こうげん)」といいます。夜にまわりを明るく照らしてくれる電気や、昼間の太陽は、わたしたちの生活になくてはならない大切な光源です。

光源から出た光は、さえぎるものがないかぎり、どこまでもまっすぐに進むという性質を持っています。これを「光の直進ちょくしん」と呼びます。光源の前に物を置くと影ができるのは、光がまっすぐに進んで物の後ろ側に回り込めないからです。また、小さな穴を通った光が反対側のスクリーンに逆さまの景色を映し出す「ピンホールカメラ」も、この光がまっすぐ進む性質を利用しています。

理科の実験では、植物に光を当てて酸素を作る「光合成」の実験や、とつレンズを使って光を集める実験で光源を使います。光源をレンズに近づけたり遠ざけたりすることで、光の進み方が変わり、映し出される像の大きさが変わる様子を観察することができます。

ルラスタコラム

月は夜空で明るく輝いて見えますが、実は自分から光を出しているわけではありません。太陽の光を鏡のように反射して光っているだけなので、理科の世界では「光源」とは呼ばないんですよ。

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